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webデザイナーの現状、実際のところ

ウェブの業界で今言われているのが、webデザイナーは余っていて飽和状態だ、いやそのようなことはない、webデザイナーは不足していると両極端のようです。
これはどちらもが正しいようです。このように言いますとそんなことはない、飽和状態で不足であるわけがないと思うでしょう。しかしwebデザイナーは飽和状態であるというのはあまり優秀で無いない名前ばかりのwebデザイナーが余っていると言うことであり、不足というのは優秀なwebデザイナーの数が少ないと言えば納得がいくでしょう。

つまりウェブサイトは、できあがってしまえばそれで良いと言うのではなく、実際に効果があるウェブサイトで無ければ価値がないのです。ただ何となくサイトを制作してインターネットに乗せればそれで商品が売れたり企業の知名度があがるというのではありません。SEOで検索ランキングが上位になるようなサイトで、なおかつ有望なアクセスが伸びるサイトでなければ意味がないわけです。
それはあまりにもインターネット上のサイトの数が多いからです。普通ユーザーはインターネットを閲覧する際に、最初に目につくサイトを開きます。それが下位にあると誰もそのサイトを見ません。これでは何のためのECサイトなのか分かりません。つまりそのサイトは眠った状態なのです。

このようなサイトを制作するwebデザイナーは駄目だと一言で片づけるのは少々酷ではありますが、少なくとも優秀なwebデザイナーでないと言えるでしょう。いかにSEOで上位にランクされ続けるサイトを制作できるかで、webデザイナーの真価が問われます。なかには特殊なコンテンツであるがゆえにSEOで上位にランクされるサイトがないわけではありませんが、大概の場合はサイトの出来が良いと上位にランクされます。ただしその位置をキープすることはきわめて難しいと言えます。

そこで話はwebデザイナーの現状に戻りますが、このような価値があるウェブサイトを制作できるwebデザイナーは収入も良く、待遇も良いでしょう。また将来のディレクターや独立して社長webクリエイターへの道も開かれているでしょう。
しかし、実際にはそうでないwebデザイナーの数のほうが圧倒的に多いのが現状だといえます。つまり英語で言うところの、ワンオブゼム、つまりただの人なのです。十把一絡げのwebデザイナーは確かに余っているのかも知れません。
しかしそれでも一応はwebデザイナーの端くれですから、使いようによっては役に立ちます。ただし待遇はそれほどは期待できず、契約社員であったりアルバイトであったりで、職場を転々とすることになるかも知れません。またフリーで仕事がないwebデザイナーも居るでしょう。こうした現状を見ると、webデザイナーは飽和していると見られるようです。
どのような世界もプロは厳しいものですが、能力さえあれば良い待遇が期待できるという意味ではwebデザイナーは遣り甲斐がある職業だと言えるでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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