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webデザイナーの待遇は、まさにピンキリ

どのような仕事をするにしても、働けばその見返りにお金がもらえます。また会社などでは従業員のために肩書をつけますし、福利厚生法にしたがった待遇をしなければなりません。これらを合わせて待遇という言葉で言いますと、報酬も待遇に含まれます。働く側のwebデザイナーにとって待遇のなかで一番重要なのは報酬ではないでしょうか。
もちろん有給休暇や保養施設の利用なども待遇に含まれますが、それは給料の次にくるもので、ほとんどの社会人にとって待遇=報酬は最大の関心事です。

そこでwebデザイナーの待遇を給料の面から見てみますと、労働基準法で定められている最低賃金以下ということはないでしょう。言葉は良くないですが、できの悪いwebデザイナーであっても最低賃金以上の給料を得ることはできます。これは地域差がありますから安い地域と高い地域があります。
しかし実際にはアルバイトで時給制は最低賃金ぎりぎりもあるようです。これがwebデザイナーにとっての最低限となる待遇ラインです。このような場合には有給休暇などはありません。

一方で正社員としてウェブ制作会社に勤務するwebデザイナーでは、その能力に応じた給料、あるいは会社として支払うことができる給料ということになります。多くの求人で給料や年俸の提示に○○万円~○○万円となっているのは人事評価が能力給制度だからです。これは実際には会社側はできるだけ低いほうを主張するでしょうし、webデザイナー側は高いほうを望みます。そこでスキルに応じた給料を労使双方の話し合いで決めることになり、オプションとして昇給制度なども活用されます。

このようなことを踏まえて実際の求人での給料はと見てみますと、これは地域差があるので一概には言えませんが、平均すると時給で1,000~1,500円、月給で18万円~35万円、年俸制では300万~450万と、かなりの開きがあるようです。
また社会保険完備が基本ですが、これは求人で明示してあります。また有給休暇、保養施設完備などというところもありますし、その逆に半年程度の試用期間がつくところもあります。
こうして求人をみますと、特殊な才能を必要とするwebデザイナーの収入である待遇は飛びぬけて良いほうだとは言えないかも知れません。しかし能力次第では年収が1,000万円を超えるwebデザイナーも居るのは事実で、まさにwebデザイナーの待遇はピンからキリだと言えるでしょう。そうなると誰もがキリのwebデザイナーよりもピンのwebデザイナーのほうが良いので、良い待遇を求めて転職が多く見られ、離職率が高くなるのではないでしょうか。
ただしそのためにはwebデザイナー自身が報酬や待遇に見合うだけのスキルを身につけていなければなりません。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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