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つぶしがきかないwebデザイナーと言われないために

しばしば耳にする言葉で、あの人はつぶしがきかないというのがあります。これはその人の使い道は限られている言うような意味でしょう。つぶしがきく人とは、その人が今従事している仕事を辞めても別の仕事に就けば働くことができる能力を身につけていることで、つぶしがきかない人はその逆に、今の仕事を辞めたらほかの仕事につく能力も才能もないことです。

これをwebデザイナーに当てはめてみますと、つぶしがきかないwebデザイナーはウェブの仕事を辞めるとほかの仕事に転職することが難しい人のことです。そうなると一生、ウェブの世界で仕事をしなければなりませんが、ある程度のスキルを維持していないとどこのウェブ制作会社からも声はかからなくなるでしょう。
しかも、本人はwebデザイナー以外の仕事をしようにも向いていないので、する気にもならないでしょうし、雇うところもないでしょう。ただし、デザインのセンスがありイラストも書けるし、図面の作成もできるのであれば、グラフィックデザイナーになるとかイラストレーターになる道も残されています。またプログラム言語が得意であればウェブのコーダーにもなれるでしょう。

webデザイナー関して必要な、デザインとコーディングのいずれかに秀でていればそのwebデザイナーはつぶしがききます。しかしデザインも駄目、コーディングも駄目ではつぶしのきかない人になり、さらにほかの職業に関する知識や経験がないとロクな仕事をすることはできなくなります。

こうして考えますと、つぶしがきかないwebデザイナーは悲惨です。つまりウェブのことしか経験がないと社会の落ちこぼれ人間になってしまいます。そのような人は仕方なく職業訓練所でウェブとはまったくかけ離れた職業に就くために、一から学ばなくてはなりません。このようなつぶしのきかないwebデザイナーにならないようにするには、日頃からウェブ以外のことにも目を向けて広い意味での社会勉強をすることも必要でしょうし、なによりもウェブの最新動向に敏感に反応し、新技術を吸収し社会のセンスをキャッチすることの努力を惜しまないことが大切です。
マンネリと自己満足はwebデザイナーの大敵であり、つぶしのきかないwebデザイナーになる原因になる恐れがあります。ただしwebデザイナー時代にしっかりとお金を貯めて、自分でお店を開くような才覚があればつぶしがきく人になれるでしょう。また、webデザイナーからウェブディレクターになれればつぶしがきくどころか、会社にとっては必要な人材になれます。
これを総合すると、つぶしが効く人というのは、社会人としてのスキルが高いと言い換えることができそうです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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