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webデザイナーの残業は是か非か?

一般論的に言えば規定の時間を働いてその仕事をしている時間が1時間未満の場合は残業ではないそうです。つまり例えば朝の10時からwebデザイナーが席について仕事をしはじめて、12時にランチで1時間の休息をとり、午後の13時から18時まで仕事をすると8時間で、それが19時になっても8時間勤務と見做されるのです。場合によって残業手当がつくにしてもそれは20時以降が対象ということもあります。

この残業という言葉の解釈はこのようなことのようですが、webデザイナーの場合はどうかと言いますとパソコンでソフトウェアが起動し作動しているのを無理やりに途中でシャットダウンすることはできませんから、その一連の作動が終了するまでは待たなくてはなりません。また折角湧き出た良いアイデアも途中で止めることはできませんから、切が良いところまで作業を続けることになります。そうすると当然時間がオーバーします。webデザイナーの残業の多くはこのような理由ではないでしょうか。

なかには仕事にとりかかる前に大体の見当をつけて今日は何ページ仕上げるというwebデザイナーもいます。そのようなwebデザイナーであれば自分の能力とパソコンの処理能力、サイトの納期が頭の中で計算できますから残業をしなくても済むでしょう。しかし無計画にいきなりサイトの制作にとりかかると自分が作業を止めるけじめがつかなくなり、外から見るとだらだらといつまでもパソコンと睨めっこをしているようになります。これも確かに残業ではありまあすが余り密度が濃い残業とはいえないでしょう。

そこでwebデザイナーの残業は是か非かと言いますと、理想的には非ですが、ケースバイケースで是もあると言えるでしょう。特に気分が乗っている時にはクリエーターは時間を忘れるものです。外から見ていて、いい加減に切り上げたらと言ってもそのように気分が高揚しているwebデザイナーには通じません。そのような時にはそのままにしておくのが一番で、水を差すようなことを言うとwebデザイナーは嫌な気になるでしょう。しかしまったくこの正反対の残業もあります。webデザイナーは今夜は久しぶりの友人と会うのが楽しみでさっさと仕事を済ませたところへ大至急のウェブサイト修正作業が飛び込んできたなどとなるとそのwebデザイナーは仕方なく友人との約束をキャンセルして徹夜での修正作業をすることになります。それはそのwebデザイナーにしかできない作業だからですが、このような残業は自分の才能を見込まれてのことですから致し方ないことです。つまりこのようにwebデザイナーの残業にはいくつかのパターンがあるのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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