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イマドキwebデザイナーの働き方、ノマドについて

会社に勤めると、毎日会社に出勤して社内のデスクで仕事をします。これは普通の仕事の仕方ですが、IT機器であるパソコンを使うwebデザイナーの場合は、必ずしも社内でデスクに向かわなくてもタブレットなどを使えばどこででも作業をすることができます。そこで新しい働き方が出てきましたが、それがノマドワーカーです。ノマドは英語では遊牧民という意味ですが、遊牧民は一定の場所に止まらず大草原を移動しながら生活をしています。

webデザイナーの場合、大草原にあたる仕事場は社会ですから、パソコンやタブレットさえあれば会社のデスクでなく、自分が働きやすい場所で仕事をすることができます。そのようなノマドのwebデザイナーも最近ではいるようです。ブロードバンドが普及した今では、ほとんどどのような場所でも無線LANが使えます。そうなるとwebデザイナーはパソコンを持って社外あるいは自宅以外の場所、たとえばファストフード店や公園のベンチでも仕事をすることができます。

これはITがもたらした新しい仕事のスタイルであり、特に独立してフリーになったwebデザイナーにはノマドのワークスタイルは時間を有効に使える手段と言えます。たとえばあるクライアントとサイト制作の打ち合わせをしてから、自宅まで戻らずに近くのファストフード店でコーヒーを飲みながら、今さっき打ち合わせたばかりの内容をフレッシュなアイデアでビジュアル化することができます。これはノマドでないとできないことです。そして、数時間後には打ち合わせ通りのビジュアルを見たクライアントは、その作業スピードの速さに驚くでしょう。

このようにノマドのワーキングスタイルは、フリーのwebデザイナーには打ってつけと言えます。つまりITの進歩と機器類の高性能化のメリットを存分に生かした働き方が、ノマドだと言えます。もちろんフリーのwebデザイナーだけではなく会社員として働くwebデザイナーでノマドに近い働き方をする人もいます。
しかしそれには制約があるようですから、やはりノマドのワークスタイルはフリーのwebデザイナーに向いていると言えるでしょう。ちなみにwebデザイナーはわざわざ公園やファストフードで仕事をしなくても、フリーという存在自体がすでにノマドだとも言えます。フリーはすなわちノマドであり、ノマドであるwebデザイナーはサイトの仕事という草が生えている場所へ自分から行って、仕事を受注するのです。サイト制作や管理・運営という草はたくさん生えていますが、フリーのwebデザイナーがじっとしていたのではその草を食べることはできません。草を食べるためにはそこへ行かなければならないのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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