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提案書づくりもwebデザイナーの大切な仕事

webデザイナーで独立してフリーになると、仕事をとるためには提案書もしくは企画書を作成できる能力が必要になります。つまり潜在的なクライアントに自分の考え方を売り込むのが、提案書です。提案書ですから当然紙に書くか印刷したものになりますが、場合によってはサンプルのウェブページの添付も考えられます。

では、どのような提案書が考えられるかを見てみましょう。これはECサイト向けであることは当然で、そのクライアントがどのような商品の売り上げを伸ばしたいかを知らなければなりません。そのためにはどのような問題点があり、それをどのように解決すれば売り上げが伸びるか、どのようなサイトをつくれば良いか、そのためにはこのような考え方があるというのが提案書です。

さてこの提案書はwebデザイナーが自分の考えていることを書きますが、その際にはクライアントになり、なおかつユーザーの立場にならなくてはなりません。つまりクライアントはどうすれば売り上げがのびるかを考えますし、ユーザーがこれを欲しいと思うようなサイト構成にしなければなりません。そのためには紙に鉛筆でいろいろとアイデアをメモ書きするところからはじめます。
AがクライアントでBがユーザー、Cがサイトクリエーターである自分です。Aはこう考える、Bはこう思う、CはBの思うことをどのようにするかでAの希望を叶えることができるかというわけですが、これは堂々巡りにも似ています。

具体的には、サイト名とサブタイトルを決めなければなりませんが、これは最初に決めるかあるいは全体が出来上がった段階で提案の内容から決めても良いでしょう。長すぎずインパクトがあるサイト名が良さそうです。次に今一度目的を明確にしますが、これはあくまでもクライアントの目的を想像してのことです。多分自分がクライアントならこういう目的でサイトを作るだろうというわけです。次は肝心のターゲットであるユーザーの立場です。目的に合ったユーザー層を考えます。それは若い女性であったりスポーツ観戦が趣味の中年男性かも知れません。あるいはあらゆる年齢層の男性女性であったりします。次に現状を調べます。そうするとユーザーと商品との共通点や相違点が見えてくるでしょう。
ここまでくればあとはその共通点をいかにビジュアル化するかという、ウェブサイトの世界になります。これはお手のものですから、あとは項目ごとに単価ごとの仮見積書をつくるだけです。すなわち、御社のこの商品の売り上げを上げるのにはこの層のユーザーを狙い、このようなサイトを立ち上げれば良い、ついてはそれにはこの程度の費用になりますというのが提案書です。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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