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webデザイナーという名前の技術職

webデザイナーと言う名前で目立つのが「デザイナー」という言葉で、この言葉はアート的なイメージがあります。事実、インターネットとパソコンが登場するまではグラフィックデザイナーの独壇場でしたし、ウェブディレクターの存在はアートディレクターでした。

ところが、インターネットとパソコンが普及してインターネット上にウェブサイトが出現するようになってから、webデザイナーが脚光を浴びることになりました。そのような経緯からwebデザイナーはグラフィックデザイナーの延長のようにとらえられがちですが、実は大違いで、webデザイナーはむしろWebエンジニアと呼ぶほうが相応しいとも言えそうです。それはwebデザイナーには電子データを理解し、それを使う技術が要求されるからです。

webデザイナーには、パソコンとインターネット回線を使う技術が要求されます。その意味ではwebデザイナーは技術職なのです。技術職は技術者とも言えます。パソコンは電子技術が集積されたツールですから、それを使う技術が必要になりますし、インターネットも電子の世界ですから、ウェブサイトは電子で構成されています。この電子を操ってビジュアルにするのがwebデザイナーだとしますと、webデザイナーは技術者ということになります。

技術者は技術職であり、技術職であるからには技術を持っていなければなりません。その技術がウェブデザインとウェブコーディングに使われる各種ソフトウェアとコンピューターの各種言語を使いこなすスキルなのです。パソコンはソフトウェアがないと、ただの入れ物にしか過ぎません。ソフトウェアがあってはじめて、パソコンは力を発揮します。逆にソフトウェアはパソコンがなければただのディスクにしか過ぎません。ではパソコンとソフトウェアがあればそれで良いのかといいますと、今度はこれらを使う技術が必要になります。その技術がwebデザイナーのスキルであり、優れたwebデザイナーともなりますと、ソフトを100%以上活用するでしょう。このように考えますとwebデザイナーは特殊な技術職であると言え、数ある技術職の中でもデザインというアート的な要素も要求されるので、技術職としてはハイレベルだと言えます。デザインの分野にここまでという限界はありませんし、ウェブサイトの構築や管理・運営にも終点がないのが事実です。限界や終点がないということはwebデザイナーには無限の宿題があると同時にスキルアップも行き着く先がないことになります。
数多いwebデザイナーのなかでトップクラスの人は同時に、トップレベルの電子技術者でもあると言えます。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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