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webデザイナーになれる職業訓練がある

求人を探すのに利用する機関に、ハローワークがあります。ハローワークは求人の斡旋のほかに、各業種の職業訓練を実施しています。そのなかにwebデザイナーの職業訓練もあり、この訓練に参加することでwebデザイナーを目指す人もいます。職業訓練は就職を前提としていますから、ウェブの勉強だけをしたいという人は参加することはできません。職業訓練に参加する前に面接があり、そこで就職を希望するために参加することが認められれば参加できます。また、独学にしてもある程度ウェブのことを知っていると見なされると面接で落とされてしまうそうです。

ところで、職業訓練を受けてからの就職について、これは希望者は多いのですが、実際にはwebデザイナーとして必ず採用されるとは限らないのだそうです。しかしある時期には職業訓練を終えた人の85%が就職をしたという例もありますから、費用がかからないでウェブのことを学んで就職をしたいという人は、ハローワークで詳しいことを聞いてみましょう。このシステムは国が主体ですから、費用の点では安いのですが、じっくりと訓練をするのではなく短期間なので、職業訓練だけでは不十分だという声もあるようですが、ウェブの世界を経験するということでは、職業訓練は白紙状態の人には良い面もあると思います。

いろいろとハローワーク関係の職業訓練に携わっている人の声をききますと、正直なところ時間的にはウェブのすべてを学ぶのは職業訓練だけでは十分ではないそうです。しかし、就職を目的とするのが職業訓練ですから、少なくとも基本は学ぶことができるでしょう。就職ができなければ、それから本格的にウェブ専門学校へ通うということも考えられます。そうすれば基本があるのですから早く上達します。つまり短期養成学校に二度通うようなつもりになればいいのです。

最初はハローワークの職業訓練で、ウェブとはどのようなものかを肌で感じ取り、不足分をウェブ専門学校で充実させるという二段構えが良さそうです。職業訓練で学んだことを無駄にしないためにも、この二段作戦をおすすめします。そうすればまったくウェブのことを知らなかった人でもwebデザイナーとしてのスキルを身につけることができるのではないでしょうか。ただし、あまりに年齢が高いといくら職業訓練とウェブ専門校の二段作戦でウェブのことを学んでも、実際の就職では不利だと言う声もあります。
したがって、職業訓練を受けるのであればできるだけ若いうちが良いようです。たとえば高卒ですぐに職業訓練を受ければ年齢的には就職で不利になることはないでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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