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ポートフォリオが成否を分ける?Webデザイナーの転職

デザイナー系の仕事を目指す人、デザイナー系の仕事をしている人の中には、自分がかかわった仕事、自分が制作した作品をきちんとまとめてポートフォリオを作成する人が少なくありません。ポートフォリオとは作品集のことですが、「様々な種類の作品を一覧できる」といったニュアンスがあります。そのためポートフォリオは単なる作品集ではなく、デザイナーとしての自己紹介を兼ねた作品集といったものなのです。

そのため、ポートフォリオは就職活動、とりわけ転職において有効です。デザイン系の仕事はデザインセンスはもちろんのこと、経験や実績が重要視され、経験者が優遇される傾向にあります。特にWebデザイナーの業界では経験者が求められる場合があります。

というのも、Webコンテンツを制作・開発している企業やデザインスタジオでは、一般企業などにくらべて非常に小規模なため、新人教育などの教育システムが用意されていないためです。
例えば、製造業などの企業では大手になるとその社員数は数万人以上になりますが、Webコンテンツを制作・開発している企業やデザインスタジオの場合、大手であってもその社員数は数十人や百数十人といった規模にしかなりません。そのせいもあって、Webコンテンツを制作・開発している企業やデザインスタジオでは新入社員を教育して一人前になる手助けをするといった体制になっておらず、教育が必要のない、即戦力となる経験者が求められるのです。

ポートフォリオは、Webデザイナーの能力や知識、経験、実績、デザインセンスといったものを表すツールですから、採用試験にあたっては、書類選考や面接においてポートフォリオが求められる場合があります。特に経験者の場合、自分の経験と実績を示すことができるツールですから、ポートフォリオを有効に活用するようにしましょう。

ポートフォリオの作成方法は、こうしなければならないという決まりはありませんが、デザイナーとしての能力や技術、実績やセンスなどを示すものとして、製作にあたっては作品に解説をつける、見やすいレイアウトをする、自信のある作品のみを収録する、複数の作品をバランスよく収録するといったような、いくか注意しなければならない点があります。
ポートフォリオには複数の作品を掲載するため、制作には時間がかかります。自分がかかわった作品をまとめておいたり、作品の制作過程についての情報を書き留めておくなど、普段からポートフォリオ作りを意識するようにしましょう。複数の会社に応募する場合は、複数のポートフォリオを作成しておくとよいでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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