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Webデザイナー、中村勇吾氏の世界

WebデザイナーというとWebページをデザインする人というイメージを持ち、Webページのレイアウトをする人のことだろうと考える人は多いでしょう。しかし、Webデザイナーの「デザイナー」とはもっと広い意味を持ち、イメージや仕様の通りのWebコンテンツを制作すること全般を指しています。

Webコンテンツを制作するには単にWebページのデザインを考えるだけではありません。考えたデザインをWebページとしてWebブラウザに表示するには、コーディングといったHTMLを組む作業が必要になりますし、動きがあってインパクトの強いWebページや、双方向性を持ったサイトなどを作る場合は、プログラムを組まなくてはならない場合があります。またサイトに中にアニメーションや動画を利用したり、音楽を付ける場合は、それらの素材を制作しなければなりません。そのためWebコンテンツの制作では、特定の作業を専門とする何人かのスタッフがチームとなって制作を行っています。
Webデザイナーというと、Webコンテンツを制作する人全般を示す広域な言葉として使われていますが、実際にはWebコンテンツの制作にはいろいろな作業があってその専門のスタッフがいることから業界の中ではWebプログラマやWebディレクターなど、仕事のジャンルごとに区別されています。

そんなWebデザイナーの中にはWebコンテンツのアワードなどで受賞経験をもつ有名なWebデザイナーが存在します。その一人が中村勇吾氏です。
中村勇吾氏は学生時代からWebコンテンツ制作を始めて、会社員をする傍らWebデザイナーとしても活躍し、Webコンテンツの制作会社に転職したというプロフィールを持つWebデザイナーです。アワードでの受賞経験もあり、「2009年度 毎日デザイン賞」や「カンヌ国際広告祭グランプリ」「2013年度芸術選奨新人賞メディア芸術部門」といった数々の受賞歴も持っています。

中村勇吾氏はマルチな才能を持つWebデザイナーで、Webコンテンツの開発だけにとどまらず、著作も行っています。また有名百貨店のモニュメントのデザインを手がけたり、映画監修などの仕事も行っています。

Webコンテンツの制作は仕事の種類ごとに分業化されており、仕事ごとに専門のスタッフがいますが、一人のWebデザイナーがいくつかの仕事を兼任することも少なくありません。中村勇吾氏はそうした複数の仕事を兼任するタイプのWebデザイナーで、インターフェースデザイナーであると同時に映像ディレクターでもあります。さらにデザイン系の仕事だけに限らず、プログラミングといった技術系の分野でも活躍して、2004年にはデザインスタジオを設立しています。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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