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Webデザイナーのあるあるネタをご開帳

あるあるネタとは、身近にある些細なことをあげたものですが、Webでデザイナーにもそうしたあるあるネタというものがあります。あるあるネタはいろいろなものがありますが、クライアントとのあるあるネタは特に多いのではないでしょうか。

Webコンテンツを制作する場合、まずはクライアントからWebコンテンツを制作する目的やコンセプトをヒアリングします。このヒアリングでWebコンテンツに対してはっきりとした目的や要望、イメージを持っている場合は特に問題はありません。しかし、クライアントの中には会社の命令でWebコンテンツを作ることになり担当となったが、Webコンテンツのことなどまったくわからない、という人も少なくありません。またイメージを持っていてもそれが漠然としていて、クライアントが希望するデザインを把握することが難しい場合があります。そのようなとき、クライアントの希望をどのくらい正確に聞き出すのかが、ディレクターの腕の見せところです。
漠然としたイメージのまま、Webコンテンツを制作して、出来上がったものをプレゼンしたところ、クライアントからイメージが違うといわれたというケースは珍しくありません。

このようなケースを回避するためディテクターは、クライアントとのやり取りにサンプルを用意したり、デザインラフを用意したり、クライアントがイメージを固めるための手助けをします。しかしその過程においてもトラブルはなくもありません。
打ち合わせに持っていったWebページのデザインのラフを、クライアントが非常に気に入ってくれて、それでWebコンテンツの制作を開始しようとしたところ、翌日、クライアントからなぜWebページが公開されていないのかといったクレームがあったというケースがあります。これはクライアントがデザインのラフを見てWebページがすでにできていると勘違いしたことによるトラブルです。
Webページを制作するには、コーディングといった作業を行ってWebページのデータを作成しなくてはなりませんが、クライアントにはWebページの制作工程に関する知識がなく、デザインラフがあることでWebページが完成していると思ってしまったことによるケースです。

Webデザイナーのあるあるネタはクライアントとの間のことばかりではありません。
Webコンテンツは何人かのスタッフがチームとなって制作作業を行うため、スタッフ間のコミュニケーションと情報の共有が大事です。Webコンテンツの仕様について、チームのスタッフ全員がWebコンテンツのコンセプトや目的、それを実現するための仕様を理解して共有していないと、データのやり取りで齟齬をきたしたり、必要な素材やプログラムが制作されていいないなどの作業中でトラブルが発生することになります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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