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PHPをマスターするとWebデザイナーは儲かる?

同じプログラマであってもWeb関係のプログラマについては、単に「プログラマ」ではなく「Webプログラマ」もしくは「Webデザイナー」と呼ばれます。これは、ソフトウェア開発で使用するプログラムの違いによるものでしょう。

プログラム言語はいくつかの種類があり、制作するソフトウェアによって使用するプログラム言語が異なります。市販のアプリケーションや企業内のコンピュータや大型コンピュータなどで使用されているソフトウェアの多くは、C言語といったプログラム言語によって開発されています。C言語はプログラム人口がもっとも多い言語で、プログラマを目指すならC言語を勉強した方がよいと考える人も多いでしょう。確かにC言語はどのようなプラットフォームにも適用性が高いプログラムで、多くのプログラマが使用しているプログラム言語ですが、どのようなソフトウェア開発にも万能なプログラム言語というわけではありません。C言語にもジャンルによって開発するのが難しいジャンルもあるのです。それがWebアプリケーションの開発です。

WebブラウザをプラットフォームとするWebアプリケーションでは、Webブラウザの表示において、動的にWebページを生成する必要がありますが、この動作を実現する場合、PHPといったスクリプト言語を使用した方が動的にWebページを生成することに向いているのです。
PHPはWebブラウザの拡張機能で使われるスクリプト言語で、HTMLデータ内にスクリプトを埋め込むことによって処理結果に応じて文書を生成することができます。そのため動的にWebページを生成しなければならないWebアプリケーション開発に向いています。例えば、Webブラウザ上の入力フォームから入力されたデータをデータベース化し、Webブラウザ上の専用画面からのレコード抽出のリクエストによって、抽出したレコードを表示するといった機能を持つWebアプリケーションの開発においては適しているのです。

Webアプリケーションの開発においては、PHPのほかにPerlやJavaScriptといったスクリプト言語がよく使用されます。
Webページのデザインとコーディングを行うWebデザイナーとWebプログラマは分業化されていることが多いのですが、中にはWebデザイナーとWebプログラマの両方をこなす人もいます。また最近利用者が増えているWordPressのテンプレートはPHPで作成されているため、WordPressのテンプレートデザインのためにPHPを勉強する人も増えてきています。
Webデザイナーはデザインに比重が高い職業ですが、そのデザインの幅を広げるためにPHPの知識は持っていた方がよいでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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