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Webデザイナーなら知っていたい、モリサワフォント

企業のホームページを制作する場合、その会社のマークや会社名のロゴなどがあれば、それを使用してホームページのヘッダーに配置するのですが、会社によっては会社のマークやロゴマークなどがない場合があります。そのような場合、Webデザイナーはロゴやロゴマークも合わせて制作する場合があります。またホームページ制作においては、キャッチコピーなどを大きく表示する場合もあり、Webデザイナーにとって文字というのは大きなデザイン要素でもあるのです。

フォントデータはOSに付属しているものも多く、アプリケーションにも付属していますから、パソコンの中には多くのフォントデータがインストールされています。また、インターネット上でフォントデータを提供するサイトなども多く、様々なフォントを使用することができます。しかし、フォントには著作権というものがあり、企業のロゴマークとして勝手に利用することができない場合もありますし、Webページのデザインにマッチしないという理由で使用できない場合があります。
もちろん、デザイナーによっては文字自体をデザインし、独自のデザインの文字を制作する人もいますし、文字のデザインを専門とするフォントデザイナーもおり、ロゴマークなどを作ることも可能です。しかし予算や制作時間の問題から既存のフォントデータを使って制作することも少なくありません。
そうした会社のロゴを作ったり、キャッチコピーなどインパクトのある文字のデザインを行いたい場合などに使用するフォントの中にデザイナーから絶大な信頼と支持をよせられているモリサワフォントがあります。

モリサワフォントをリリースしている株式会社モリサワは、手動写植機や電算写植機のメーカーです。それが近年になってDTP用のフォントデータの制作や販売などを行うようになり、中でもモリサワフォントは絶大な人気を誇っています。モリサワフォントの印刷・出版業界におけるPostScriptフォントのシェアは1位で、さらに業界標準フォントとして認識されています。

モリサワフォントには代表的なフォントがいくつかありますが、そのひとつが「リュウミン」ファミリーです。リュウミンフォントは雑誌や書籍、パンフレットなどの見出しに使用するフォントとして支持されており、大きな見出し文字にはリュウミンフォントを使用しているデザインがよくみられます。これはWebデザインも同様で、解説文中の見出しなどにリュウミンフォントを使ったWebページがよく見られます。
そのため、印刷会社に限らずWebコンテンツの制作会社ではモリサワフォントを揃えているところなどがあり、よく活用されています。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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