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実はデジタル漫画の開発でも活躍しているWebデザイナー

電子書籍のシェアの拡大によって、出版社の仕事形態が変わったり、書籍の売れ行きが減少しているといったことをニュース番組などで聞いたことがある人は多いでしょう。電子化された小説を電子書籍リーダーで読む。電子書籍なら何冊本を購入しても、大きな本棚を用意することもなく、便利ということで電子書籍を愛用している人も多いのではないでしょうか。
電子化は小説に限らず、漫画も同様で、デジタルコミックが増えてきています。
そしてデジタルコミックの普及とともにWebデザイナーがデジタルコミックの制作やデジタルコミックの販売システムなどの開発に関わることが多くなっています。
というのは電子書籍のファイル形式にはいくつか種類がありますがそのファイル形式のひとつであるEPUBはXHTMLなどWebをベースにした仕様ですし、Apple社.が提供する電子書籍アプリケーションのiBookはJavaScriptを使っています。つまり電子書籍、デジタルコミックの制作にはWebデザイナーの知識が活用できるのです

また書店や出版社の中には、インターネット上の書籍販売を行っているところがあります。そうした書店や出版のECサイト開発や運用でもWebデザイナーは活躍しています。ECサイトは漫画の売り上げや新刊の発売などに合わせて更新を行っていかなくてはなりませんが、サイト運用のためにスタッフを採用することは、サイトの売り上げによっては難しいところがあります。
そのときに便利なのが、運用サービスです。ホームページやWebアプリケーションの開発を行っている企業の中には、運用サービスを提供しているところもあり、そうしたサービスを利用してECサイトを運用することができます。

また、最近ではスマホ、タブレット向けの電子書店を構築することができるシステムを提供するサービスなどもあり、そのシステムを自社のホームページなどに導入するところもあります。システムを一から開発すると大きな費用がかかりますが、システムをレンタルし、自社サイトに組み込むなどすれば開発費をおさえて電子書店の開店なども行えます。
Webデザイナーと漫画というと、媒体が異なるため一見仕事での関わりがないように思われますが、実は大きな関わりがあるのです。

なお、余談ですがある職業を扱った漫画が話題になることがありますが、WebデザイナーについてもWebデザイナーという仕事がどのような仕事なのか、Webデザイナーになるためにはどのような勉強をしたらいいのか、Webデザイナーになったときの苦労などを描いた漫画があります。Webデザイナーを目指す人はそうした漫画を一読して参考にしてもよいでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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