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Webデザイナーは検索エンジンの仕様について知識が必要

WebデザイナーはWebページのデザインを行って、コーディングを行う仕事ですが、人によっては画像やイラストを制作したり、動画などを制作したり、Webプログラミングを行う人などもいて、仕事内容は多彩です。またWebデザイナーは経験を積むとクライアントのヒアリングを行うなどWebディレクタと同様の仕事をして、やがてはWebディレクターとなることも多くあります。

そんなWebデザイナーは、幅広い知識が必要です。Webの世界は技術の推移が早く、例えばHTMLやCSSはW3Cという団体が仕様を策定していますが、何度か改定が行われていています。2014年現在、HTMLは5度目の大きな改定が行われHTML5という仕様になっていますし、Webページの書式などスタイルを決めるCSSについてもCSS3という規格が生まれて、書式や動画関係について強化されています。数年前まではよく使われていた機能が、現在は使用を推奨されないといったこともWebの世界では珍しくなくいためWebデザイナーは常の最新の技術情報をチェックしている必要があります。またWebデザインには流行やトレンドなどもあって、そうした流行などについてもWebデザイナーはチェックしていなくてはなりません。

そしてWebデザイナーが必要な知識のひとつに、検索エンジンの仕様があります。GoogleやYahooといった検索エンジンは、サイトのアクセス数や被リンク数、ドメインの取得年数、サイトのページボリュームとそのWebページのHTMLが構造的に記述されているかといったいくつかの判定基準によって検索順位を決めています。

検索順位が上になるほど、検索されたときにアクセス数は大きくなります。そのためアクセス数が重要となるショッピングサイトなどでは、あるキーワードで検索されたときに検索1位~10位までが表示される1ページ目にサイトが入ることが必要になってきます。

Webデザイナーはショッピングサイトなど、そうした検索順位が上位に表示されることが必要なサイトの制作を行うことがよくあります。SEO対策といった検索エンジン対策をどう行うのかについては、会社やデザインスタジオがSEO対策をサービスとしているかなどによりますが、少なくともWebデザイナーはWebページのコーディングにおいて、XHTML1.0に準拠したHTMLを組むといったように検索エンジンに対応したコーディングを行う必要があるのです。
そのため、Webデザイナーは検索エンジンがどのような判定を行っているのか、検索エンジンに対応するコーディングを仕方などの知識が必要になります。検索エンジンの仕様は不定期に改定が行われるため、検索エンジンの仕様についても最新の情報をチェックしている必要があります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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