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未経験者がファッションデザイナーになるには

現在、多くの企業が出しているほとんどの求人情報には、実務経験が求められています。
そんな中、全くの未経験者がファッションデザイナーになるのはどのような道があるのでしょうか。
主に、未経験者がファッションデザイナーになる方法として、以下の3つがあげられます。
・専門学校、大学で基礎から学んで就職活動する。
・独学で学び、フリーまたは就職活動する。
・アパレル企業、ブランド企業でアルバイトをしながら実務経験を積む。

◆専門学校、大学で基礎から学んで就職活動する。

まず、最も一般的なのは大多数の人が学校で学び就職活動を行った後にファッションデザイナーになるという方法です。
多くの人が学校に通うのはそれなりに理由があります。
学校に通うメリット
・ ファッションデザインを基本から体系的に学ぶことが出来る。
・ 同じ夢を持った人が集まるので、高いモチベーションを保つことが出来る。
・ ファッションの最新情報が集まるので、感性が磨かれる。
・ 就職支援が充実しており、就職への門戸が広い。
・ 学校を卒業していれば、実務経験がなくでも正社員として採用してもらえる。
以上のことがメリットとしてあげられますが、逆にデメリットもあります。
学校に通うデメリット
・ お金と時間かかり、他のことができない。
・ 学校選びに失敗すると、ファッションデザイナーとして必要な知識、技術が身につかない、へんなクセがついてしまう。
・ 周りの環境が悪いと、それに流されて怠けてしまう。

学校でファッションデザインを学ぶ方は上記に挙げたメリット、デメリットを理解し、後悔のない選択をしましょう。
また、学校で学ぶ場合は、デメリットでも挙げたように、学校選びが最も重要で、将来を左右するといっても過言ではありません。
そのためにも学校を選ぶ際には慎重に選ぶ必要があります。
そこで、学校を選ぶ際のポイントをまとめました。
① 何を学び、将来どんな仕事をしたいかを明確にする。
② 卒業生の作品、就職実績を調べ、自分の将来像と照らし合わせる。
③ 学校見学には必ず行き、学校の雰囲気を知る、その際授業も見学する。
④ 在校生、卒業生、講師の話を聞き、多角的な学校調査を行う。
⑤ 学校の設備、退学者数、課題量など学内情報について調べる。

これらの基準で学校を選べば、大きな失敗はしないでしょう。
学校に行くことがファッションデザイナーになるための王道ですが、学校に行ったからといって必ず、ファッションデザイナーになれるわけではありません。
学校に入った後に、どれだけ意欲的に勉強するかが大切です。

◆ 独学で学び、フリーまたは就職活動する

学校に通う時間、お金がない場合に独学でファッションデザインを学ぶ方がいます。
現に独学でもファッショデザイナーとして活躍されている方はいるので、決して不可能ではありません。
しかし、自分で全てを行うというのは、相当な根気と努力が必要です。
独学でファッションデザイナーになるにはフリーでやっていく道とポートフォリオを作成し、就職活動をする道があります。
最初からフリーでやっていくにはコネがないので、服のデザインを企業に売り込む、またはインターネットで販売するなどの方法があります。
どちらの道を選択するにも、ファッションデザインについての基本的な知識、技能は必要です。
では、具体的にどのような勉強が必要なのでしょうか。
・ デザイン
・ 色彩
・ 縫製
・ パターン
以上のことを学習することをおすすめします。
これらのことについての本は数多く出版されているので、自分に最適な本を探しましょう。

◆ アパレル企業、ブランド企業でアルバイトをしながら実務経験を積む。

実践的にファッションデザインを学ぶ方法として有効なのが、アルバイトをしながら現場で学ぶということです。
学校では学べないことも、現場では多く学べますし、ファッションデザイナーという仕事を理解する上でも貴重な経験だとお思います。
現場で学ぶことの利点としては、才能が認められれば、正社員としてファッションデザイナーになれるということです。
しかし、未経験者を雇うのは企業としてもリスクが大きいので、未経験者の求人はそれほど多くないのが現状です。
未経験者が会社で雇ってもらうには、人柄や熱意をいかに企業に伝えられるかが鍵になります。

以上3つの方法について紹介したが、様々な境遇の方がファッションデザイナーを目指されていると思います。
これ以外にも方法はあると思いますが、どの方法を選択されても、後悔のないように慎重に考えていただくことをおすすめします。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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