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インターンのグラフィックデザイナーってどんな人?

最近のグラフィックデザイナー求人で、インターンという言葉を見かけます。インターンとは元来は大学の医学部で学んでいる学生が大病院などで実習をする際に使われていた、実習生のことです。この言葉がグラフィックデザイナーにも使われるということは、デザイン制作会社での実習生ということになります。たとえばデザインスクールからデザイン制作会社に回されるインターンもいます。ただし、インターンが実習生と言っても給料は支給されます。

さらにインターンという言葉を広義に解釈しますと、アルバイトということにもなるようです。アルバイトでは通りが悪いのでインターンにしようというわけです。そうなるとインターンも未経験もアルバイトも、実際のデザイン制作会社ですることは同じことです。ただ異なるのは、純粋な意味でのインターンはデザインスクールの延長線上にあり、実習が終わればまたスクールで授業を受けることになりますから、期限付きのアルバイトということになります。

このようにインターンという言葉の定義はともかくとして、グラフィックスの現場ではグラフィックデザイナーを必要としている現実が見えてきます。印刷物の種類が多く、その需要が旺盛な現実ではグラフィックデザイナーの出番はいくらでもありそうです。もちろん肝心の部分はインターンに任せるようなことはありませんが、インターンでもできる部分はいくらでもあるのです。ひとつには給料を安く抑えられるということも理由だと思いますが、猫の手でも借りたいというほど忙しいデザイン制作会社もあるのです。

これだけ多くのデザイン制作会社があるのですから、当然過当競争もあります。しかしこの競争以外にもグラフィックデザイナーを必要とする業種もあります。それは本業がデザインではなくても、自社の販促に印刷物やカンプが必要になる会社も存在するからです。たとえば本業が太陽光発電だとしますと、その業務にパンフレットを使うときにそれを外注するのではなく、自社で制作するというような場合です。このようなときにはプロパーなパンフレットですから印刷はしないで高性能のレーザープリンターで間に合います。しかも自社ですから、この程度の作業であればインターンでもできるというわけです。それはその作業が毎日必要ではなく、仕事を受注するたびに作成するパンフレットですから、そのためにグラフィックデザイナーを置いていたのでは生産性の面でロスがでますが、インターンのグラフィックデザイナーであれば効率的な使いかたができるのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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