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派遣で働くグラフィックデザイナーが増加中

現在の社会構造は複雑になっていて、雇用形態もさまざまになっています。大きな企業やその関連会社で働いている人の多くが、社員のような顔をしていますが、その雇用身分を確認しますと、実は派遣社員であったり、契約社員ということが多々あります。また、このような人をマネジメントする派遣会社も、数多くあります。派遣の形態もなかば契約社員のようなこともありますし、日々行き先が変わる派遣もあります。

ところでグラフィックデザイナーの場合は、日々職場が変わるような派遣は現実的ではありません。その理由は、グラフィックデザイナーの仕事は1日限りで終了するというようなものではないからです。もし1日限りで終了するような仕事であれば、それはグラフィックデザイナーの仕事ではなく、単純な入力作業になるでしょう。グラフィックデザイナーの仕事は入力作業ではなく、頭を使いアイデアを出しながら印刷物のデザインやレイアウトをする作業ですから、とても短時間で完成するような仕事ではないのです。

ペラ物の簡単なチラシ程度でしたら、1日作業以内の仕事になるでしょう。しかし派遣の求人をするのは、そのような簡単な仕事のためではなく、ある程度の期間を要する仕事のためなのです。したがって派遣のグラフィックデザイナーも場合によっては長期間同一の会社勤務になります。その点では正社員も同様ですが、雇用する側にも、人件費などの都合がありますから、派遣のグラフィックデザイナーを求人するのです。

しかし、派遣で働いているうちにすっかり会社の空気に溶け込んで、最終的には正社員になるというグラフィックデザイナーもいるそうですから、派遣も満更ではないようです。派遣でもデスクに座ってパソコンを前にすれば、正社員と何ら変わらない仕事をこなすのですから、その働きぶりが気に入られればずっといて欲しいということになるのです。いずれにしてもグラフィックデザイナーは、派遣会社に登録をしておくことが良いようです。派遣での仕事をする、しないに関わらず将来のことを考えると派遣会社に登録をしておくのは転職のためにも役にたちます。転職を奨励するわけではありませんが、働く場を数多く抑えておくことは必ず将来役に立つでしょう。もちろん、働きやすくて満足ができる待遇を受けているグラフィックデザイナーであれば、ここまではしないでしょうが、世の中は流動的ですから、安全パイはいくつあっても損はしないのです。派遣で働くグラフィックデザイナーは、常に派遣会社という安全パイを持っているということになります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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