IT・デザイナー求人サイトのグラフィカルジョブが、デザイナーを目指す方のお役に立つ、業界の情報をお届けします。

正社員として働くグラフィックデザイナーの実際

正社員待遇でのグラフィックデザイナー求人は、数多く見られます。その多くは、急募などで、これは当てにしていたグラフィックデザイナーが何らかの理由で間に合いそうにもないからのようです。そのようなときにはアルバイト求人でもいいのですが、アルバイトとすると、応募者の経験やスキルが心配になります。応募者は多くてもアルバイトでは安定した仕事場を探すグラフィックデザイナーは、応募してこないかも知れません。

そこで、採用条件を正社員にして求人をしますが、この際の給料は正直なことを言えばそれほど高くはないようです。月給で30万円ならばまずまずですが、待遇の諸条件は社保完備です。これは正社員の求人では常識で、社保が完備していなければならないという理由もあります。このような条件で正社員のグラフィックデザイナーを求人するのは、そのデザイン制作会社にとっては、受注している仕事を何とかして納品しなければならないからで、グラフィックデザイナーが居ませんでしたと、納期を遅らせることは許されません。デザイン制作会社は常に納期との戦いだと言えます。

この納期に間に合わせるためには、グラフィックデザイナーもかなりレベルが高くないと困ります。レベルが高いということは、それだけ仕事をこなすスピードが速いことでもあります。これがアルバイトやパートで求人をすると、レベルの低いグラフィックデザイナーが応募してくる可能性があるので、それでは求人の意味がないのです。デザイン制作会社が受注する印刷物には、イベントの告知ポスターや日程表などがあり、こうなると何がなんでも間に合せなければなりません。納品が間に合わないのは会社にとっては死活問題なのです。ですからそのような際には正社員のグラフィックデザイナーを急募して、何とかその局面を切り抜けるのです。

このような理由もあり、正社員のグラフィックデザイナー求人は多いのですが、応募するグラフィックデザイナーはそれなりの高度なスキルを要求されるでしょう。センスやアイデアが良くても仕事が遅いと、能力が低いとみられてしまいます。グラフィックデザイナーにはセンスやアイデアがあることは必要ですが、仕事を早くできるというスキルが要求されます。これはアルバイトなのでしたら、多少は目をつぶってもらえるでしょうが、正社員では、仕事が早いのが当たりまえなのです。仕事を早くこなせるのは経験とスキルがあるからで、その意味では経験と、そこからくるスキルはグラフィックデザイナーにとっては必須条件だと言えるでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

グラフィカルジョブで「グラフィックデザイナー」の求人を検索する