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アシスタントのグラフィックデザイナーは役割も大きい

アシスタントは助手のことで、一番知られているのがテレビ業界などでのAD、アシスタント・ディレクターでしょう。アシスタントグラフィックデザイナーはADとは違いますが、その仕事の内容は時に雑用もあると思いましょう。グラフィックデザイナーなのだから、デザインやレイアウトをする手伝いをすればいいということでもないようです。もちろんアシスタントグラフィックデザイナーの仕事のメインはデザインやレイアウトですが、時にはそれ以外の仕事もあるということです。

デザインスクールを出たから、誰もがグラフィックデザイナーとしての才能が豊かだとは限りません。特に新卒などでは、実務経験が無いのが通例ですから、いきなり正規のグラフィックデザイナー並みの仕事をするのは無理です。そこでまずは見習いとして、先輩のグラフィックデザイナーのお手伝いで、ここをこうしてくれとかレイアウトの最初をグラフィックデザイナーが進めて、その後をアシスタントに任せたりします。この際にアシスタントグラフィックデザイナーはもちろんPhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアの使い方を知らなくてはなりません。そこは既に習得済ですから、あとは先輩に言われたように作業を進めます。

そのほかに、時には先輩のグラフィックデザイナーにコーヒーを買ってきたりもするでしょう。ランチを買ってくるようにと頼まれることもあります。これも修行のうちだと思うことが、アシスタントグラフィックデザイナーには大切です。もちろんそれを断ることもできますが、これはグラフィックデザイナーに必要となるコミュニケーションなのです。コミュニケーションは人の和を作りますし、ひいてはクライアントとの打ち合わせで必要になります。たとえば外で会社のグラフィックデザイナーが依頼者であるクライアントと打ち合わせをすることもあるでしょう。そのような時にアシスタントのグラフィックデザイナーはコーヒーショップでコーヒーを注文して席まで運ぶ役目をします。

コーヒーを席まで運んできたアシスタントの新米グラフィックデザイナーを、先輩がクライアントに紹介する時には、将来有望な新人ですなどと持ち上げてくれます。そうするとクライアントからの信頼度がアップします。そのうちに今度はあの時の新人アシスタントのグラフィックデザイナーにこの仕事を頼んでみようなどと言うことにもなるでしょう。このようにアシスタントグラフィックデザイナーの仕事はただパソコンに向き合えばいいというわけではありません。ただし、会社は将来このアシスタントグラフィックデザイナーが一人前になって会社の柱になることを期待しているのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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