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グラフィックデザイナーに地域はどこまで関係するか

普通、仕事と言いますと会社やお店があり、または作業現場があります。仕事はどこか場所がないとできません。これはグラフィックデザイナーも同様ですが、グラフィックデザイナーは特殊な仕事ですから、その作業をする場所は必ずしも会社でなくてもいいのです。また、グラフィックデザイナーの仕事に地域はあまり関係が無いと言えます。グラフィックデザイナーは、どうしても会社でなければ仕事ができないという職業ではないのです。

ただし、一般的にはグラフィックデザイナーの求人は、大都市に集中している傾向が見られます。その理由は、基本的にグラフィックデザイナーとはデザイン制作会社で仕事をするものだという考え方が強いからでしょう。しかし考えてみますと、グラフィックデザイナーに地域は関係がないようです。今はインターネットの時代であり、グラフィックデザイナーが制作するのは紙ではなく、ディスクに収納できる電子データであり、これはインターネット回線を通して遠方へ送ることもできます。例えば、北海道在住のグラフィックデザイナーが、東京の会社の仕事をすることもできます。

インターネット回線の普及は、あらゆる分野で地域を意識しなくても良くなりました。今ではインターネットを使えば、グラフィックデザイナーは田舎に住みながら都会にいるのと同じように仕事をすることができるのです。ただし、現実的には印刷物を発注する企業は都市部にありますから、それに対応してデザイン制作会社も都市部に本拠を置くことが多いようです。しかし都市部にも繁華街と住宅街があり、多くのデザイン制作会社は住宅街のマンションなどに事務所・制作室を置いています。都心の真ん中近くにあるのは、印刷物の仕事を発注する企業で、それを受注するデザイン制作会社は郊外にあるなどは当たり前です。

こうなると、仕事をとってくる営業はクライアントとの往復が大変ですが、これは営業という職種上致し方がないことです。時には新米の営業だとクライアントから受注をする際に、その意図を間違って解釈することがあります。それでは困りますから、グラフィックデザイナーがクライアントに出向いて正確な指示を確認することになりますが、地域が関係するといえばそのようなときだけでしょう。話をインターネットに戻しますと、ITのお蔭で地域差はもはや存在しません。ですからグラフィックデザイナーは、どこに住んでいてもどのような仕事でも行うことができるのです。大きく言えば、海外からの発注でも日本にいながらにしてグラフィックデザイナーは作業ができるのです。これが最近増えている、グラフィックデザイナーの外注や在宅の募集というかたちに現れています。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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