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webデザイナーでインターンとは、アシスタントのこと

webデザイナーの求人でしばしば見られる言葉に、インターンがあります。これは未経験のwebデザイナー求人や、アルバイトのwebデザイナー求人で見かける言葉です。
このインターンは元来は医療関係で使われている言葉で、医科大学の学生が大病院などで実習のために働くのをインターンと呼びます。これがいつの間にはwebデザイナー求人でも使われるようになったのは、見習いとかアシスタントというよりも語感がスマートだからでしょう。

このように、webデザイナーのインターンとしての実務は先輩webデザイナーの助手役になります。たとえば、あるサイトの最初のページだけをメインのwebデザイナーが制作し、コンテンツを用意して、その続きをインターンが指示通りに作業を進めます。
途中で分からないことがあれば聞きますし、たとえ疑問に思っても先輩に言われた通りの作業をします。インターンは没個性で作業をしますから、その意味ではパソコンの一部になるようなものです。しかしこれが経験になることは申すまでもありません。多くの一人前のwebデザイナーはこのインターンから仕事を始めているのです。

どのような業界にでも、研修とインターンはあると思いましょう。たとえばプロ野球に例えるならば育成選手であり、陶芸の世界などでは古くはこれを弟子入りと言いました。
弟子になることだけでも至難の技でしたが、やっと弟子入りをしても無給で、しかも先生である師匠は実際には何も教えてくれなかったのです。そこで弟子は師匠の真似をして師匠のスキルを自分のものにし、さらにそこに自分の持ち味を加えてやっと一人前になり、独立したのです。
それが現在のウェブの世界では近代化されてインターンになり、しかも先輩が懇切丁寧にいろいろとアドバイスをしてくれるのです。

ですから、ウェブの勉強をして他業種の仕事から転職してこれからwebデザイナーになろうというような未経験者は、インターンの仕事から実務につくのが早道になるでしょう。
たとえウェブの専門学校を卒業していても、実際にお金になるサイトつくりは違うのです。学校では基本的なことしか教えてくれません。それは学校が商業ベースのECサイトをつくる場ではないからです。
それが実際のウェブ制作会社であれば、クライアントのサイトを制作するのですから、根本的に作業が持つ重みが違うのです。したがってインターンとして働けば、商品価値があるECサイトはどのようにして制作されるかが身をもって学ぶことができるのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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