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正社員で残業なしのwebデザイナーは存在するか

人は本質的に、怠け者だという説があります。つまり人の心の底には、楽をしたいという本音があるようです。ですから、残業手当などというエサが用意されるのです。世の中には数多くの業種、職種があり、会社や店舗が無数にあります。そこでは多数の人が働いていますが、労働基準法がありますから、常識の範囲での労働が働く基準になっています。

しかし、現実と法律は必ずしも一致することはなく、多くの場合は残業があるのが現実です。仕事は時間内に終わるのが理想ではありますが、ぴったり時間がきたからと作業の途中で打ち切るのは現実的ではありません。
キリが良いところという言葉があるように、大概の仕事はある一定の目途が立ったところで打ち切られます。そうするとその作業時間は、規定の時間をオーバーしています。そのオーバーした時間が残業ということになります。特にクリエイティブの分野に含まれるウェブ制作は、この典型とも言えるでしょう。
パソコンを操作中に時間がきたからと、パソコンをシャットダウンすることはできません。ですから定時に退社したければ余裕を持って作業をしなければなりませんが、そうもいかないのがwebデザイナーのしごとなのです。

こうした事情から、webデザイナーの仕事に残業はつきものですが、インターネットのwebデザイナー求人広告を見ますと、会社によっては正社員でしかも残業なしというところがあるようです。
ただし、こうした求人にも多少の残業ありという注釈がついています。この多少の残業ありが曲者で、基本的な解釈では残業とは規定の勤務時間を1時間以上超えたらとなっています。ですから30分や40分のオーバーでは残業にはならないのです。また以前は残業手当として割増しの時間給を約束する会社が多かったのですが、最近は残業代0円の会社が急増しています。

したがってインターネットの求人サイトなどで、webデザイナー求む、正社員、残業なしなどと謳う会社は少なくなりました。ほとんどの求人の内容を見ますと、残業については触れていません。
またwebデザイナーのほうも、ウェブ制作の実際を理解していますから残業なしの会社があると期待をすることはないでしょう。クリエイティブ関連の作業で時間を気にするようでは仕事が成り立たないことはwebデザイナーのほうも承知しているのです。
ただし、残業手当がつかなくなるのは不本意でしょう。今はwebデザイナーは売り手市場ですからその点は雇用する会社も重々承知しているでしょうから、残業なしという触れこみ求人は少ないのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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