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グラフィックデザイナーは辛い仕事という意見について

しばしば会話で、仕事が辛いと言う言葉を耳にします。仕事がつらいのは精神的なことと身体的なことに分けることができます。精神的に仕事が辛いというのは、仕事の内容が複雑で、なかなか思ったように進まないことです。難問にぶつかり、考えても良い知恵やアイデアが浮かばず、その一方でまだかまだかとせかされると仕事がつらくなります。身体的な仕事の辛さは、疲れることです。忙しくてランチを抜いてしまうと体調がおかしくなり、身体がつらくなります。

このような精神的な辛さや身体的なつらさは、どのような職業にも言えることではありますが、グラフィックデザイナーの場合はどうなのでしょうか。
人により、職場環境にもよりますから、一概にこうだとは言い切れませんが、グラフィックデザイナーの仕事は辛いということを聞くことがあります。この場合の辛いのは主に身体的なつらさのようです。今は実力主義で、ノルマこそありませんが、仕事の見返りは時間では無く成果だという考え方があります。しかし、成果をあげるためには時間が必要なことは明白です。時間をかけないで一定の成果をあげるのは神業でしょう。

その一方で、時間の使い方がじょうずなグラフィックデザイナーと、そうではないグラフィックデザイナーがいるようです。これは才能以前の問題で、いかに自己の体調管理をするかに重点を置く人と、他人の言いなりに自分の時間を合わせてしまう人との差になります。その意味ではある面では頑固に見えるでしょうが、どのように忙しくても休む時は休むのだという信念を持っていれば、身体的な仕事の辛さは回避できそうです。これは口では簡単に言えますが、実際にはかなり難しいですから、どこまで自分の体調管理を押し通せるかどうかは大いに職場環境次第になるでしょう。

実はグラフィックデザイナーが転職する理由のひとつは、仕事が辛いことのようで、その辛さは主に身体的なつらさだと言われています。年間で、残業が無い日を数えたほうが早いというグラフィックデザイナーは多いようです。また、グラフィックデザイナーとして仕事をするのなら、残業は当然と思わなくてはならないとも言われています。これはグラフィックデザイナーの仕事の性質上止むを得ない面があります。
作業中にアイデアが湧いてくれば、それをビジュアル化しなければなりませんから、時間を忘れてしまいます。アイデアが出なくて苦労するときも時間はどんどん過ぎてしまいます。今日はここまでで終わりという線引きをできないのがグラフィックデザイナーの仕事で、それが仕事が辛いということにつながるのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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