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グラフィックデザイナーの才能ってどういうもの?

才能という言葉は、それを証明する場がないと分からないものです。言い換えれば才能は表にはでてこない能力で、何かをしたときにそれを器用にこなすと、その人は才能が有ると言われます。ですから才能とは隠れた能力であり、それを表面化できる環境があってはじめて開花するのです。

したがって、人がグラフィックデザイナーになる才能が有るかどうかは、実際にグラフィックデザイナーの仕事をしてみなければ分からないことで、その意味ではグラフィックデザイナーの仕事を長い間続けていて、芽が出ない人は才能がないのかも知れません。
しかし、グラフィックデザイナーの必要条件は才能だけではありません。もちろん才能はあるほうが良いのですが、才能があってもそれを発揮する努力をしなければ、その才能は開花しないでしょう。
言い換えれば才能はグラフィックデザイナーにとってのひとつの利点ではありますが、才能がすべてではなく、むしろ努力をすることで、才能は身につくとも言えそうです。

素質と才能は似てはいますが、言葉が異なるようにその意味するところも違います。素質はいくら努力をしても無い素質を持つことはできませんが、才能は努力次第である程度は身につくと考えることができます。
逆に努力なしでは、せっかくの才能も埋もれたままになるでしょう。グラフィックデザイナーは根気よく地道に自己研さに励み、チャレンジ精神で新しいもの、難しいものに立ち向かうタフな気力が大切になります。新しい課題を目の前にして、それは無理だと最初から諦めてしまうと、何もできません。よし、ベストをつくして見ようという心構えでその仕事に取り組めば、才能よりも努力が優先するでしょう。

才能が有ればその仕事ができるのなら、こんな楽なことはありません。多くのグラフィックデザイナーは実は才能はそれほどなくても、チャレンジ精神と根気強い性格がるから見事な作品を作りだしているのではないでしょうか。長年にわたってグラフィックデザイナーの仕事をしているが、コンテストで受賞したりする作品はできなかったというような人には、根本的な才能は無いのかもしれません。しかし、長年グラフィックデザイナーとして仕事ができたのは、才能が多少なりともあるからでしょう。そこに根気が良いという性質がプラスされ、努力を積み重ねたから今日があるのです。少しばかりグラフィックデザイナーの仕事をして、成果が思わしくないと自分には才能がないのだと思ってしまうのはやや総計に過ぎるのではないかと思います。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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