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グラフィックデザイナーの就職先は今、どうなっているのか

グラフィックデザイナーになるための勉強をして、いざ就職となりますと、どのような就職先が考えられるのでしょうか。グラフィックデザイナーは特殊な技能職になりますから、大体は、広告代理店、印刷会社、デザイン事務所(会社)、制作会社、大手企業の制作あるいは広告部門などになるようです。

広告代理店の場合は、自社で印刷物の制作もおこなうという会社に限られますが、多くの場合は自社にそのための制作セクションを持っています。印刷会社も印刷だけという会社と自社に制作部門を持っている会社があります。デザイン事務所がグラフィックデザイナーを必要とするのは間違いないでしょうし、制作会社も制作するのは印刷物ですからグラフィックデザイナーを必要とします。大手企業には広告部門があり、印刷物の外注もしますが、場合によっては自社内で印刷物の制作をしています。

グラフィックデザイナーの求人を見ますと、大体は以上にあげた会社からが多いようですが、なかには新しくイベント会社を立ち上げるので、イベント全般に関するスタッフを広く募集するという例もあります。こうなるとイベント会社もグラフィックデザイナーの就職先になるでしょう。また、専門的なアイテムを製造・販売している会社では、そのアイテムに関する仕事のためにグラフィックデザイナーを求人することもあるようです。
なお、この場合のグラフィックデザイナーは単に印刷物の制作だけではなく、POPなどの制作も任されるでしょう。

このようなことから、グラフィックデザイナーはその業務の性質上、就職先はこれらの会社に限定されてきます。しかし社会には数多くの広告代理店、デザイン会社、印刷会社がありますから、求人数も多いと言えます。その意味ではグラフィックデザイナーの求人は絶えることはなく、また、グラフィックデザイナーの仕事は比較的離職率が高いので、新卒、実務経験者を問わず応募する就職先は見つかるでしょう。しかし、グラフィックデザイナーになるための勉強をしていれば、必ずこれらの会社のどれかに就職ができるとは限りません。それは求人数が確かに多くても、同時に求職者も多数にのぼるからです。さらに求人と求職にはタイミングがありますし、通勤などの問題があります。例えばぜひ就職したい求人はあったが一歩違いで採用者が決まってしまったとか、採用はされたが通勤にはやや遠すぎるなどという場合は、止むを得ず別のところを探して就職することになります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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