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スクールを活用して高速グラフィックデザイナー養成

グラフィックデザイナーになるための勉強方法は、いくつもあります。デザイン専門学校、デザイン科がある高校や短大、大学、独学、そしてデザインスクールもあります。デザインスクールとデザイン専門学校は内容としては同じようなものと言えますが、専門学校が純然たる学校制度であるのに対して、デザインスクールは短期養成講座の延長のような存在だと言えるでしょう。

専門学校だと、入学して卒業するまでに2年~3年は在学しなければなりません。一方でデザインスクールは、通常1年程度通えば良く、その授業内容もデザインスクールでは就職に直結する実務的なことを教えるようです。その意味でデザインスクールは一から始める人も対象にしていますが、その人がグラフィックデザイナーとして就職するための知識とスキルのエッセンスを教えるのが目的だと言えるでしょう。

したがって、グラフィックデザイナーになりたいが仕事をしていてデザインの勉強をするための時間が無いという社会人には、オンラインのスクールなどもありますし、学校とは違いますから、講座のコースもフレキシブルでカリキュラムも個人に合わせられる自由度があります。例えばマンツーマン形式で、受講者の希望に合わせたカリキュラムを用意しているデザインスクールもありますし、仕事の関係で授業が受けられなくなった場合は一時休学の制度もあります。学校となると大勢の学生が一度に同じことを学びますから、授業内容の理解度にばらつきがでてくることがあります。しかし、スクールであればそのようなことはなく、授業が生徒の理解レベルに合わせるという柔軟性があるようです。

こうして見てみますと、デザインスクールは塾という性格が強いようで、生徒主体であり、一方で学校はどちらかといえば授業主体であると言えそうです。このことから、デザインスクールは異業種で働いている人がグラフィックデザイナーとして転職をするためにグラフィックデザインについて学ぶのには向いていると言えます。デザインスクールの数はデザイン専門学校やデザイン科がある高校や短大、大学に比べれば少ないのですが、それでも全国規模のスクールなどと地元密着型のスクールが全国に点在していますから、大概はなんとかなるのではないでしょうか。
また、デザインスクールに入学するには年齢制限はないようですし、試験という試験もないようです。ただしデザインスクールに入るのにはパソコンは扱えるほうが良いでしょう。今ではグラフィックデザイナーになりたいと思う人でパソコン音痴はいないとは思いますが、念のため申し添えておきます。デザインスクールはパソコン教室ではないのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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