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短大からグラフィックデザイナーになれるルート

大学は4年制ですが、その前半の2年間は教養課程で、3年4年生の2年間が専門の過程というのが一般的です。そこで前半の2年間だけの教養課程を教える短大が一時期増えました。なお、短大の中には2年間を教養課程と同時に専門課程も併せて教えるというところもあります。

短大自体の数が少ないということもあり、グラフィックデザイナーになるための短大はどうかと言いますと、全国で13校ほどがあることが分かりました。13校というと数は少ないのですが、一応これはグラフィックデザイナーになるための基礎作りをするという条件があるからです。ここにその短大を北から南へと見ることにします。

秋田県にはデザイン学部がある大学はありませんが、秋田公立美術工芸短期大学には、産業デザイン学科グラフィックデザインがあります。福島県の郡山女子大学短期大学部では生活芸術科がデザインも含みます。群馬県の桐生大学短期大学部にはアートデザイン学科グラフィックデザインコースがあります。千葉県の聖徳大学短期大学部には総合文化学科にデザイン・インテリアブランチがあります。東京都の文化女子大学短期大学部には生活造形学科でデザインも教えています。

神奈川県の横浜美術短期大学には、造形美術科グラフィックデザインコースがあり、岐阜県にある大垣女子短期大学にはデザイン美術科が、奈良県の奈良芸術短期大学には、美術科デザインコースがあります。京都府の京都嵯峨大学短期大学部には美術学科デザイン分野グラフィックデザインがあり、兵庫県の大阪芸術大学短期大学部にはデザイン美術科があります。広島県の比治山大学短期大学部には美術家グラフィックデザインコースがあり、香川県の香川短期大学には経営情報科ビジュアルメディアデザインコース、大分県の別府溝部学園短期大学にはライフデザイン総合学科ビジュアルデザインエリアがあります。

以上が、グラフィックデザインに関連する学科がある短期大学で、なかにはデザインだけではなく造形美術というところもありますが、いずれもが一応はグラフィックデザイナーになるための基本を学ぶことができる短大です。しかし、実際には短大と同時にパソコンとソフトウェアの使い方は短大だけではなく、独学なり講座なりで別個に勉強をするほうが良いかも知れません。いずれにしても2年間ですから、短大の授業だけで即グラフィックデザイナーとして卒業後に仕事をするのはスキルの点では何らかの補強手段が必要になりそうです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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