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学歴はグラフィックデザイナーの就活に有利か

今もなお、日本は学歴社会だと言えるでしょう。少子化の現在でも塾は大流行りのようですし、どの子どもも有名校に憧れるようです。例外的なのが将来はJリーガーになって、サッカーのワールドカップに出場したいとか、プロ野球選手になってMLBでプレーをしたいという子どもや少年です。

大多数の人は、進学の際にできるだけ有名校に入りたいというよりは、親がそれを希望するようです。一流大学を卒業して、将来は国家公務員になりたいという小学生などもいるそうですが、多くの場合は親が子どもの教育には熱心です。ところが子どもにしてみれば好きなことをして遊びたい年頃ですから、絵や漫画ばかりを描いている子どももいます。このような場合、親はそれを大目に見てあげるのが良いのではないでしょうか。スポーツ選手になりたいという夢、画家や漫画家になりたいと言う夢は本人のものであり、親のものではないのです。

時は過ぎ、やがて子どもは成人しますが、社会人としての一歩を踏み出すときに学歴という壁があります。多くの大手企業では高卒の採用枠もありますが、圧倒的に多いのは大卒でしょう。有名・難関大学に限るという企業もあります。これは企業側の考え方ですから致し方ありませんが、グラフィックデザイナーの場合は基本的には学歴はそれほど重要ではないと考えられます。大手企業では大卒、あるいは美大卒というしばりがあるようですが、それは限られた企業のようです。普通には一般大学、高校卒であればグラフィックデザイナーとしては十分な学歴と言えるでしょう。デザイン専門学校卒はこの場合有利になると考えられます。

それはその人がグラフィックデザインに関して、既にある程度以上の知識とスキルがあると判断されるからです。したがって、グラフィックデザイナーにとっての学歴はいわばグラフィックの経験年数とも言えるでしょう。もちろん学校では仕事はしませんから、職務経歴はほとんど無いのが当然です。しかし、デザイン専門学校でグラフィックデザイナーの基礎は叩き込まれていますから、そのような人は即戦力として期待されます。
ところがそのような場合でもピンからキリで、デザインを学びはしたが、なんとか卒業できたというレベルでは高い評価はされないでしょう。それは、グラフィックデザイナーの世界が学歴よりも、実力を重視するからです。仕事をするのに、学歴と言う看板は関係ないのです。要は実力があるかないかが決め手になるのが、グラフィックデザイナーという職業なのです。学歴があるのに越したことはありませんが、グラフィックデザインの実力があり、人間的に常識人であり、人柄が良いことが大切なのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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