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グラフィックデザイナーの必需品 ポートフォリオ

ポートフォリオの意味はいくつかあります。
元来は画家が作品集として使っていたものです。今でも画家はもちろん自分のポートフォリオを持っていますが、画家と共通点があるグラフィックデザイナーもポートフォリオを持っています。ポートフォリオは英語ではPortfolioで、本来の意味はまとめるということのようです。

グラフィックデザイナーのポートフォリオに、これと言った決まりはありません。ポートフォリオは、好きなようにまとめれば良いでしょう。ただし、手当り次第にまとめて、制作の年月が定かでなかったり、書いてないとやや不利になるかも知れません。見る人に年代を追って、そのグラフィックデザイナーがどのように経験を積み、それを作品に活用したかが分かるようなまとめ方が良いでしょう。また、ジャンル別にして作品をポートフォリオにしておく、サイズ別にするなど、ポートフォリオの作り方はさまざまです。

なぜ、グラフィックデザイナーにポートフォリオは必携かと言う点については、今更ここで説明をする必要はないでしょうが、ポートフォリオは自分の能力とグラフィックに関する考え方、物を見る視点などが含まれているので、採用の際に参考になるからです。ポートフォリオは一朝一夕でできるものではありませんから、常日頃から自主制作のための時間を持つようにしましょう。そして、新しいスキルを覚えたら、それを作品にしておくと良いでしょう。就職をしようとして、急いで履歴種を書き、ポートフォリオも雑に作るようでは採用担当者にそれは見破られるでしょう。

もちろん、自主制作の作品のすべてをポートフォリオとして持ち歩く必要はありませんが、採用の面接でポートフォリオはほかにもありますと言って、採用者がそれも見たいというのであれば、その採用は脈があると思います。そのためにもポートフォリオはジャンル別が良いかも知れません。ただし、ポートフォリオは多ければ多いほど良いというのでもないでしょう。自分で厳選した作品だけをまとめたポートフォリオで良いのですが、それにはできれば第三者の意見も参考にすると良いと思います。
その理由は、第三者がすなわちある意味では採用者の目線を持っているからです。ポートフォリオで気をつけたのは、自己満足と、それとは逆のやっつけ仕事です。とりあえずこれなら自分のスキルが分かるだろうからと、急いで就職面接用のポートフォリオを作るようなことは避けたいものです。また、ポートフォリオに関するきんとした説明ができるようにしておくことも大切で、この説明がふらつくとポートフォリオの価値が下がってしまうでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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