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Webサイトで活躍するグラフィックデザイナーが急増中

インターネットの普及にともない、通信販売が盛んになっています。電子ビジネスは今では企業にとって、経営の柱のひとつにまで成長したと言えるでしょう。これはインターネットのECサイトと呼ばれるもので、ECサイトを開設していない会社やお店を探すほうが難しくなってきています。もちろんECサイトが無い会社やお店もありますし、あってもあまりリニューアルをしないところもあります。

しかし、大半の会社やお店はECサイトを開設していたり、立ち上げようとしていますから、グラフィックデザイナーにとってひとつの分野であるWebデザイナーは、大忙しです。求人を見ても、グラフィックデザイナーよりもむしろWebデザイナーのほうが多いかも知れません。グラフィックデザイナーもWebデザイナーも基本はグラフィックデザインで、異なるのはグラフィックデザインが印刷物をメディアにしているのに対して、ウェブサイトはパソコンやスマートフォンで見るホームページをメディアにしている点です。

したがって、印刷物の場合は実際にA全ポスターから小さなステッカーまでにビジュアルの要素が盛り込まれますが、パソコンの場合はある程度サイズが限定された画面になります。ただし、ビルの壁面などにはめ込まれた大型スクリーンもありますから、もはやメディアでグラフィックデザインとウェブサイトを区別することは難しいとも言えそうです。これらのメディアに盛り込まれる情報はどちらも同じで、その方法も同じですからグラフィックデザイナーがインターネットのサイト構築の方法を学べばたちどころにWebデザイナーになることができます。

このためにはコンピュータ言語であるhtmlやcssなどを使う知識が必要になり、これをコーディングと言い、コーディング専門のコーダーという職業も新しく生まれています。なお、先ほどグラフィックデザイナーがコーディングを覚えればWebデザイナーになれると言いましたが、最近ではグラフィックデザイナーとコーダーの分業システムもありますから、グラフィックデザイナーは従来のままでも、インターネットのサイトを作ることができます。コーディングもできるが、自分はあくまでも印刷物を対象としたデザインをするのだというグラフィックデザイナーは大勢います。
その一方で、軸足をWebデザイナーに置いているグラフィックデザイナーも少なくないようです。どちらもできればそれだけ就職先の幅が広がりますし、フリーランスの場合は両方に対応する必要性は今後ますます強くなると考えられます。そうなるとフリーランスのグラフィックデザイナーは名刺を2枚使い分けることになります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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