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プロのフリーランスが使うグラフィックデザイナーのプリンターって?

グラフィックデザイナーはパソコンで仕事をしていますから、常時確認のためにプリンターで出力をします。プリンターはレーザーが一般的で、リースが常識ですが、かなり価格は高くなります。またA3紙を使うプリンターはかなりサイズが大きいので場所をとりますから、とてもグラフィックデザイナーひとりに1台のプリンターは無理です。

通常の会社では社内LANでプリンターを共有しています。規模が小さい会社などになると、プリンターは社内に1台で、このプリンターを総務や経理、営業や制作が使うこともあります。そうなるとグラフィックデザイナーがこのページを確認しようとプリンターに出力指示をだしても、プリンターはその前に指示があった経理のデータを先に読み込んでしまいますから、グラフィックデザイナーはそれを待たなければなりません。

このようなことは、よほど小規模な会社の場合で、やや大きい会社になると1部屋に1台のプリンターを置きますから、制作専用のプリンターになります。ところがその部屋に複数のグラフィックデザイナーが居て、作業をしていますと、ひとりのグラフィックデザイナーの出力が終わるまで別のグラフィックデザイナーは待たなくてはなりません。まだ自分の分の出力がないと焦るグラフィックデザイナーも居るでしょう。しかしそうかと言ってもう1台プリンターをリースする金銭的な余裕はないのです。

これが自宅ですと、まさに専用のプリンターになりますから、フリーランスのグラフィックデザイナーはその点では恵まれていると言えます。ただしリース料と用紙代のことを考えると、そうやたらとプリンターで出力をするわけにはいかないでしょう。それは出力が確認のためであり、納品のためではないからです。多くの場合、グラフィックデザイナーは不要になった出力紙の裏の白字をメモ用に使います。会社となるとこれを徹底して出力の枚数を記録するところもあります。これは経費節減のためで、デザイン制作で使うプリンターと出力用紙の経費は安くはないのです。会社によっては新入社員の仕事はプリンターのトナー交換と無駄になったヤレ紙の枚数確認というところもあるそうです。なお、今ではレーザープリンターとFAX,スキャナー機能、それにコピー機能がついた複合タイプのものがありますが、これは小規模なデザインオフィスなどの場合で、通常では出力専用のレーザープリンターを使っています。
できれば理想的には一人のグラフィックデザイナーに1台とは言いませんが、3人のグラフィックデザイナーに1台の高性能レーザープリンターが欲しいというのは贅沢な希望というのが現実でしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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