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注目の若手グラフィックデザイナーっているの?

グラフィックデザイナーの業界は、毎年多くの人がデビューしています。デビューもさまざまで、デザイン制作会社や広告代理店に入社するのもデビューですが、世界中で数多く開催されるポスターコンテストなどに入選したグラフィックデザイナーも含みます。

グラフィックデザイナーが注目されるのは、このようなコンテストで入選をするからで、そうでないと業界の一部では名前が知られるようになっても、一般の社会では注目される存在にはならないでしょう。普通にはポスターに関心があるのは、その内容と見た目の出来栄えであり、普通の人はそのポスターを制作したグラフィックデザイナーのことは興味がないようです。

「きれいなポスター」、「素晴らしいポスター」という程度までは美的感覚が働きますが、普通の人が注目するのは、そのポスターに書いてある内容ではないでしょうか。例えば○○美術館で、□□絵画展が、いつからいつまで開催されていて、入場料はいくらであるかなどに関心が寄せられ、そのフォントやデザイン・レイアウトを考えたグラフィックデザイナーとはどのような人かには興味は湧かないでしょう。

ところが、同業者であるグラフィックデザイナーとなりますとその反対で、○○美術館や□□絵画展、開催期日や入場料などよりも、ポスター全体の構成、デザイン、レイアウト、フォントに注目するでしょう。ほう、こんなフォントを使っているのか、センスが良いな、などと言う具合で、プロにはプロの見方があるのです。ポスターによっては制作者の名前を小さく書いてあるものもあるようですが、大半のポスターは作者不明でしょう。また、制作物は実際にそれを作ったグラフィックデザイナーのものではなく、それを監修したアートディレクターのものになります。

したがって、注目されている若手のグラフィックデザイナーと言いましても、実際のところその名前ははっきりとは分かりません。ただし、コンテストに入賞した場合にはそれを知ることができます。グラフィックデザイナーの求人はこのようなグラフィックデザイナーを必要とはしませんが、就職の面接などでの職務経歴でどこのコンテストで最優秀賞を受賞したなどとなれば、話は変わってくるでしょう。なかには若いグラフィックデザイナーでデザイン学校の講師を務める人がいますが、そのような人は受講者からは注目されます。また、インターネットのサイトには、若手やベテランを含めたグラフィックデザイナー一覧もあり、そこには今注目されている若手のグラフィックデザイナーの名前がずらりと並んでいます。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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