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グラフィックデザイナーの事務所をお宅訪問!

デザイン制作会社は、自社ビルもあればビル内やマンションの部屋を借りている場合もあります。自社ビルであればまさに本社という風格がありますが、ビルやマンションの一室やフロアーを借りている場合は、本社と言うよりは事務所と呼ぶようです。事務所と言うと何だかデザインと縁がないような感じがしませんが、デザイン事務所と言う言葉は一般的に使われています。

ただし、会話の中では事務所とは言わないで、会社と言うことが多いようで、クライアントとの会話でも、「会社に戻って検討させていただきます」などと言い、「事務所に戻って」などとは言いません。これは英語でオフィスと言えば分かりやすいと思います、オフィスは事務所であり会社はカンパニーです。
事務所と言いますと会計事務所、税理事務所などが似合っていてデザイン事務所と言いますと何だか違和感がありますが、多くのデザイン会社は○○デザイン事務所というように、社名に事務所と言う呼び名を使っています。

デザイン事務所は千差万別で、小さい事務所から大きなビルのワンフロアを借り切った大きな事務所、あるいはマンションの複数の部屋を借りている事務所もあります。小さいデザイン事務所になると、入口のドアを開けると目の前にパソコンと向かい合っているグラフィックデザイナーが居たりもします。
中には窓が無いような事務所もあり、プリンターがやたらと大きく見えます。こうなるとまさに作業部屋という感じで、とても優雅な環境とは言えません。次にマンションの3階などで1DKの部屋をふたつ借りているデザイン事務所があります。
この場合は多少スペース的にゆとりがあり、一部屋を制作室、もうひとつを応接室などにしています。応接室にはソファが置いてあり、社長や専務、経理の事務員が居ます。制作室との連絡は内線電話ですから、制作室にいるグラフィックデザイナーは制作の仕事に没頭することができます。

さらに、ワンフロアを借り切っているデザイン事務所は、パーテションでグラフィックデザイナー、コピーライター・編集、営業、経理・総務などを仕切り、奥には社長の大きなデスクがあります。この様な場合は入口のドアを入るとカウンターがあり、入口の近くには総務の事務員が居て、制作のグラフィックデザイナーなどは比較的奥のほうにいるようです。
これなら事務所と言っても会社らしい感じがします。こうして見てみますと自社ビルは事務所と言うよりは会社と呼ぶのが似合っていますし、ワンフロアのデザイン事務所も会社という感じがしますが、ビルやマンションの部屋を借りているとやはりデザイン事務所と言う呼び方が適切なようです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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