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働けるwebデザイナーに年齢制限はありません

民主主義国家であり自由経済社会である日本は、法治国家でもあります。つまりあらゆる面で法律が定められていて、国民はその法律にしたがって行動をするように義務付けられています。
この法律は実にこまかいところまで定められており、普通人ではとても法律を覚えることはできませんから、知らないうちに法律違反をすることもあるでしょう。

日本の法律は大きく分けて六種類になるので六法と呼ばれています。六法はさらにこまかく分かれていて、その細分類のひとつに労働基準法や雇用対策法があります。労働基準法は働く人の生活を守るために定められていて、雇用主はこの法律にしたがう義務があります。
雇用対策法は新しくできた法律で、ここでは求人をする際に何歳までと決めてはいけないことになっています。つまり○○歳以下というような年齢制限をしてはいけないことになりました。

ではwebデザイナーの場合、年齢は仕事と関係があるのかと言いますと、基本的にはwebデザイナーに年齢制限はありません。しかしこれは法律上のことであり、実際にはwebデザイナーの年齢により雇用されないことがあります。
その理由のひとつは、雇用する側の経営的な生産性に関する考え方にあるようです。webデザイナーの仕事は、肉体労働ではないにしてもかなりのハードワークです。ですから体力が勝負という面もあり、若いうちでないとこの仕事をすることが難しいのです。通常の場合webデザイナーとしての力を発揮できるのは40歳が限界という説もあります。

つまり年齢が40歳以上になると、体力的にwebデザイナーの仕事をこなすことが難しくなるからです。ですからwebデザイナーに年齢制限はありませんが、webデザイナーの年齢には自ずと限界があると思いましょう。
ただし今のウェブ制作の現場はデザイナーとディレクターなどに分類されてきてきますから、年齢が高くなってくるとそれまでの経験を生かしてディレクターとして働くことになります。
生産性の面ではwebデザイナーが2、3社の仕事で手一杯になるのに対して、それを管理監督するディレクターであれば10社程度までの作品管理ができます。
若いwebデザイナーが一度に受け持てる作業の数はせいぜい3つほどで、これは体力的・物理的な限界です。これに対してそれを管理・監督し、的確な指示をだすディレクターは年令が高くても10ほどは受け持てます。したがって1人のディレクターは3~4人のwebデザイナーを受け持つことができ、これが会社の生産性の向上につながるのです。このように働けるwebデザイナーに年齢制限はありませんが、それには常識的な限度があると思いましょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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