株式会社デザインココ

立体造形の 新たなる表現を求めて

どんな会社?

会社について

仙台・登米・東京に拠点を置き主にフィギュアを制作しているデザイン会社です。 主に人気キャラクターや国内外で活躍するアーティストのフィギュア・立体造形物を制作しております。 また、販売促進ための広告制作、グラフィックデザインの対応も幅広く提供しております。 「粘土をこねて原型を作って」進める従来の職人気質の世界から、造形制作のデジタル化や3Dプリンターを業界の中でもいち早く導入し大きく効率化が図られました。

サービスについて

サービスについて

1/7スケールフィギュアはもちろん、イベント展示される等身大フィギュアなど、多種多様なスケール感・造形に対応可能です。 グラフィックデザイン、広告制作では最適な広告媒体の選定、クリティカルなデザインやメッセージ開発により、ビジネスのサポートをいたします。

サービスのこだわり

サービスのこだわりについて

当社では、企画から量産までを一貫して進めることができ、イラスト1枚からでもワンストップでフィギュアを作ることが可能ですが、業界で同じことができる会社は少ないため、この点が当社の特長と考えています。

実績について

実績について

3Dプリンターは「第8回みやぎ優れMONO認定製品」に選ばれました。 また、大型立体像形制作における3Dプリンターを作ったプロセスが評価されて「第7回ものづくり日本大賞特別賞」を受賞しました。

スタッフインタビュー

代表取締役 千賀淳哉 氏

代表取締役 千賀淳哉 氏

  • 事業内容について教えてください。

    現在は3Dプリンターの開発・製作・販売および立体造形物製作を行っています。
    この事業内容になったのは、次の理由からです。まず事業としては立体造形物が早いのですが、世の中にデザイン会社や広告代理店が数多く存在する中、他の会社との差別化をどのように図るかがテーマでした。企業力をつけるために事業の柱を1つに絞るのではなく、2つ、3つと柱を増やしていきたいと考えていました。そのようなときに、当社の職人が趣味で発砲スチロールを削ってフィギュアを製作している様子を見て、これは事業化できると思いました。その職人にアニメのキャラクターのフィギュアを何体か製作させて、それに関連する展示会等に持ち込んで企業に売り込みをしました。そこで大型で精工な、立体造形物を製作すれば、これまでにない他社との差別化が可能だと考えました。現在当社の立体造形物製作は高く評価されていて、日本を代表するアニメのクリエイターと直接やり取りを行うぐらい信頼関係を築くことができ、ゴジラ1体450万円で販売されるフィギュアの製作も手掛けるようになりました。当社の評価される点で製作方法の独自性が挙げられると思います。
  • 当社が開発した超大型3Dプリンター「COCO MIYAGI 76」について教えてください。

    開発段階から大型の3Dプリンターを製作しようと考えましたが、まずは小型のプリンターを開発し、そこから徐々に大きいプリンターを目指すことにしました。まず世界各国から購入した3Dプリンターを分解し、仕組みを勉強しました。試行錯誤を重ねて完成した小型の3Dプリンターは性能が良いこともあって、売り出すことにしました。当社では、FDM方式を採用しています。光造形等の他の方法は設備が非常に大掛かりで費用も高額でした。その点、FDM方式は構造が分かりやすいため、取扱いが容易で設置場所を選びません。また光造形方式とちがって価格もそこまで高くありませんでした。これまでのFDM方式の3Dプリンターの造形品質はあまり良いものではありませんでしたが当社の3Dプリンターはその造形品質の問題を格段に向上させました。造形するときに見られる斑点や従来のFDM方式が苦手としていた細かい支柱や薄い壁面まで自由自在に製作が可能です。この3DプリンターはBtoBがメインですが、販売から2年目で約1億3千万円を売り上げました。3年目となる今年は約3億円の売り上げを見込んでいます。そして平成27年に「COCO MIYAGI 76」を完成させました。3Dプリンターは機械の大きさを変えるだけで精度が落ちます。何度も何度もやり直しをして大型の出力寸法600×600×700mmを実現させました。これは当時、国産FDM方式3Dプリンターにおいて、最大造形を誇ります。筐体はアルミフレームとスチールパネルで構成され、軽量化と耐久性に特化しています。3Dプリンター専用の植物由来のプラスチックの材料は低価格のため、本体・材料共にコストパフォーマンスに優れています。それが評価され平成27年の宮城県の工業製品認定事業・第8回「みやぎ優れMONO」にも認定されました。
  • 3Dプリンターを活かした製品の高度化について教えてください。

    立体造形物製作では、全てをデジタル化するのではなく、最初のデータ作成と仕上がりに関しては熟練の職人が手作業で造形を行い、造形物の出力は3Dプリンターで行う当社独自の現在のやり方が最善だと考えています。やはり、造形物製作で重要になってくるのは、「ものの見方」だと感じます。そしてその見方は数値化できるものではありません。職人の長年の経験とセンスが必要です。手作業だけでは時間もコストもかかります。機械だけでは、完璧な造形物は製作できません。双方を融合させ、当社の立体造形物製作に対する特殊性と優位性があってこそ世界を魅了する造形物が出来上がります。
  • 人材育成について教えてください。

    社員を採用する際に「モノづくりが好きではないと辛いだけだ。」とアドバイスをしています。当社は地方の会社でありながら東京に本社がある大手出版社等と対等にお仕事をさせていただいています。やはり、一流の仕事をしているので、社員にもその意識づけは行いたいと考えています。当社では、架空上のものを立体造形物(フィギュア等)という形にすることで現実世界に作り出すことが出来ます。社員がそのことに情熱と誇りを持って一生懸命やってくれることで当社は世界一の会社になれると思っています。
  • 事業を行う上で大切だと思うことについて教えてください。

    一度その事業の概念を壊し、さらに良いものを創造することが大切だと考えます。「温故知新」ではないですが、これまで先人たちが残してくれたものを研究し、現代に通用する部分を取り出し、新しいものを創造していくことが必要です。また、私の経験の話になりますが、事業を行うにあたってすぐに業績が上がるものはすぐに落ちます。しかしゆっくり業績を伸ばすとゆっくりとしか落ちません。私自身、芽が出るまで5年ほどかかりました。不安に陥ることもありましたがその現状から逃避せず、日々研鑽を重ねたおかげで「瞬間」で落ちるということはありませんでした。商売をするということは楽なことではありません。研鑽することは商売をする上で最低条件だと考えています。
大内さくらさんディレクター、大場春香さんプロデューサー

大内さくらさんディレクター、大場春香さんプロデューサー

  • デザインココの立ち上げや、フィギュアを作り始めたきっかけを教えてください。

    大内さん:代表の千賀が宮城県登米市でデザイン会社を立ち上げました。グラフィックの他にも、看板や造形物の制作を行っていました。
    ある時、看板職人が発泡スチロールを削って立体造形物を作っていたんです。それが「おもしろいね」となって、立体造形物に力を入れるようになりました。

    大場さん:それが約15年前の話です。パソコンが普及し始めてデザインの方法が変わってきた頃でしたね。
    その後、代表は3Dプリンターや3DCGなどの新しい技術を積極的に取り入れてきました。
    大きな3Dプリンターが無かったので、自社で3Dプリンターを作ったこともありました。
    数年前まではフィギュア制作に3DCGを取り入れる会社はほとんどなくて、「手仕事の世界」だったんです。
    弊社は、職人の手仕事が当たり前だった業界にITを取り入れた先駆者だと思います。
  • 出版社やアニメーション会社はほとんど東京にあると思うのですが、東京ではなく仙台だった理由はなんだったのでしょうか。

    大内さん:「故郷の宮城に拠点を設けたい」という代表の想いが強いからです。
    また、仙台は「学都仙台」とも呼ばれ、全国や東北から優秀な学生が集まります。
    東北には真面目で一生懸命な方が多く、仕事に対しても真摯に取り組む方が多いと思います。

    大場さん:毎年、新入社員を採用しているのですが、人材育成も地域貢献の一つだと考えています。
    家庭の事情で上京できない方もいる。でも、好きなことへの挑戦を諦めないでほしい。
    東北・仙台でも世界へ発信できるクリエイティブなものづくりができることを我々が証明したいです。
  • お二人がデザインココを知り、就職まで至った経緯を教えてください。

    大内さん:元々は、東京でテレビ番組制作会社のアシスタントディレクターをしていました。
    やりがいを感じながら充実した日々を送っていたのですが、家庭の事情で泣く泣く地元の仙台へ帰ることになりました。
    仙台では東京と同じような仕事のやり方はできないのかな、と不安に感じていました。
    でも、デザインココの「全国だけでなく、世界中の人へ良い作品を届ける」という考えに魅力を感じ、志望しました。

    大場さん:私は地元・山形の高校を卒業後、仙台のデザイン専門学校に進学しました。
    その後、グラフィックデザイナーとしてデザインココに新卒で入社したんです。
    しばらくしたら、代表に「あなたはデザインに向いていない」と言われてしまいました。
    特にショックに感じることはなく「そうなんだ〜」って率直に受け入れました(笑)
    それから、代表のアシスタントのような形でプロデューサーを始めました。
    向いていないことを続けて苦しい思いをするよりも、得意なことを伸ばせたので良いきっかけになりました。
    高校が建築系だったので、ミュージアム関連の展示工事を担当した際は図面を書きました。
    そうやって、今までの経験は至る所で生きています。他の社員にも「いろいろな道があるよ」という良い事例になったのではないでしょうか。
  • 仕事をする上で気をつけていることや大事にしていることは何ですか?

    大内さん:私たちは、業務がスムーズに進行するような調整役を担当しています。
    それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境づくりや心配りを大切にしています。

    大場さん:そのために、みんなの意見を引き出し、実行に移せるよう常に考えています。
  • 今後の目標があれば教えてください。

    大内さん:デザインココの認知度をさらに上げることです。漫画やアニメに詳しくない人にも、仙台にこんなにすごい会社があることを知ってほしいです。
    今後は、SNSなどを活用した広報に力を入れたいです。

    大場さん:大内にディレクションの仕事を引き継ぎながら、今は採用や新人教育に力を入れています。
    新入社員が社会人として成長していく姿を見ると、やりがいを感じます。
    また、今後も新しいことにチャレンジし続けます。
    新事業を計画しているので、ぜひデザインココのWebサイトやSNSをチェックしてもらえると嬉しいです!
須藤 佳穂 さん 2017年入社

須藤 佳穂 さん 2017年入社

  • この会社を選んだのはなぜですか?

    私は専門学校でCGを学んでいて、県内でそういう仕事ができないかと探していた時に、学校の先生が「こんな会社があるよ」と紹介してくれたんです。東京に出ることも一度は考えたのですが、地元の宮城・仙台で自分のしたい仕事ができるというのが何よりも魅力的だと思いました。
  • デザインココさんの魅力はどんなところですか?

    等身大スケールの大きなフィギュアを作っていたり、誰もが知っているようなキャラクターのフィギュアを作っていたりと、仙台にいながらにして大きな仕事ができることです。自分がイチから作ったものが世に出ていくのはすごく楽しいし、その商品を手にしている人やネット上で評価を得られているのを見ると「よしっ!」って嬉しくなっちゃいます(笑)。
  • 現在、どんなお仕事をされていますか?

    3Dプリンタで出力する、キャラクターフィギュアのデータを作っています。アニメやマンガのキャラクターをCGで再現するんです。全体の中で「着物の帯だけ」というパーツごとに手分けして作業することもありますし、全体を手掛けることもあります。特に気を遣うのが顔で、顔だけで一日時間を費やすこともあるんですよ。
  • 仙台で仕事をすることのメリットは?

    やはり自分の出身地ですし、学生時代の友人がいるのが一番です。休みの日に、専門学校時代の友人と出かけると、とてもリフレッシュできますね。
  • この職場でかなえたいことは何ですか?

    まだまだ私は仕事のスピードが足りないので、そこを改善したいと思っています。あとは、割とメインのキャラクターよりも脇役のほうが好きなので、そういうキャラクターを作ってみたいです。

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会社概要

会社名
株式会社デザインココ
事業所在地

東京都台東区駒形2-1-13 AMSビル3F

業種
広告・マスコミ その他
設立
2000年9月
代表者
千賀 淳哉
ホームページ
http://www.dcoco.info/index.html
X(旧:Twitter)
https://twitter.com/designcoco_t
facebook
Youtube
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株式会社デザインココの口コミ

  • 働き方(勤務時間・休日休暇・制度)

    2018年12月6日

    回答者: 女性 / クリエイティブ系(WEB・ゲーム制作、プランナー 他) / 退職済み / 正社員

    星星ハーフ星星星2.8

    多様な働き方支援:髪型、髪色、服装は自由。 仕事中にイヤホンで音楽が聴ける。 それなりに人がいい。 人によっては、気にしてくれたり、優しい人もいる。 土曜出勤の時はみんなで昼食を食べに行ったりする。


    enライトハウス:https://en-hyouban.com/company/10200090773/kuchikomi/