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これでは食えないというwebデザイナーの形

自分から自発的に、あるいは人に言われて会社を辞めて独立をしてフリーのwebデザイナーになり、当初はクライアントもあり、まずまずの収入になったから、やはり独立して良かった。ここまでは確かに良いでしょう。しかし、何が起きるかそれこそ未知数なのが世の中で、あちらこちらで想定外のことが想定内のように発生していますから、そのようなwebデザイナーも安心してはいられません。

クライアントの業績が悪くなると、サイト立ち上げの依頼が無くなりますし、あっても値切られたり料金の不払いなどが起きかねません。そうなると当初の目算が狂ってしまい、気がつくとお金がないということになってしまいます。そこで慌ててみてもどうにもなりませんし、そうかと言って何か仕事はしなければなりません。そこで安い仕事にも飛びつくのですがそれが悪循環になると、それこそ仕事はすれども食えないという状況になってしまいます。つまりワーキングプアになってしまいます。

ワーキングプアはほかの業種でも数多く居ますから、webデザイナーだけのことではないのですが、この場合問題なのはwebデザイナーでつぶしがきく人とそうでない人がいることです。つぶしがきくwebデザイナーであれば、何とか食いつないでいくことができるでしょうが、つぶしがきかないとそれこそ悲惨な状態に置かれてしまいます。最悪の場合に生きていく道は憲法で保証されてはいますが、これでは食えないというwebデザイナーはそうなる前に最悪の事態を考えておくようにしなければなりません。

つまり好調な時を基準にしないで、低調な時を基準にするのです。そうすれば好調な時に無駄遣いも差し控えるでしょうし、貯金もするでしょう。そうしながらも常にクライアントの新規開拓に怠らず多過ぎるくらいのクライアントを抱えるように努力をしましょう。そうすればひとつやふたつのクライアントが左前になっても大丈夫です。ちなみにクライアントは幅広い業種にわたることが大切で、ひとつの業種に特化してしまうとその業界全体が低迷した場合、クライアントが総倒れになる危険性があります。つまりフリーのwebデザイナーはどのような業種のECサイトでも制作ができるように日頃から心がけて業種の勉強をし、さらには世の中のトレンドに目を光らせてできればこれからインターネットで伸びそうだという業種のサイト制作を心がけることが大切になります。
そのような業種は、今はそれほど活発にECサイトを立ち上げなくてもいずれは一斉に立ち上げる可能性がありますから、それを初期の段階から手がけておけば仕事がなくて食えないwebデザイナーにならなくても済むでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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