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webデザイナーの養成はウェブ専門学校だけの仕事にあらず

養成という言葉には、育てながら仕立て上げるという意味があります。それは学校が児童を教育し、その児童の成長に合わせて教育のレベルをあげていき、やがてはきちんとした社会人に育てあげることです。webデザイナー養成スクールとかwebデザイナー養成講座と言われるのは、webデザイナーを仕立て上げるための教育システムです。

養成は教育ですから、webデザイナー養成とは学校でウェブのことを教え込むことですが、そのために数多くのウェブ専門学校やコースがあります。その多くはスクールとかアカデミーという名称で、横文字が多いのが特徴です。これはウェブがアメリカから移植されたことが理由ですが、事実ウェブ関連で使われる言葉の多くは英語です。

それでは英語ができないとwebデザイナーにはなれないのかと言いますと、その心配はありません。ウェブで使う英語は人名や製品名のようなもので、webデザイナーはそれをそのまま覚えていればいいのです。例えば、ソフトウェアのPhotoshopを写真店と日本語にしてもまったく意味はないのです。webデザイナーの養成で大切になるのは、どういう風に教えれば生徒がそれを理解できるかということです。

なかには理屈抜きで覚えなければならないこともあります。ウェブの分野に理屈は不要ですし言い訳も通用しません。ウェブの分野にあるのは、センスとアイデアと実戦的なスキルなのです。こうなるとセンスやアイデアは養育することはできません。こればかりは、すべてが本人次第です。センスが良いとかセンスが無いということは養成するのではなく、天性のものですし、本人の感性の問題になります。アイデアも同じで、頭の回転が早い人や想像力が逞しい人は奇抜なアイデアをだします。
これはデスクでパソコンと向かい合ってパソコンを操作している時に急に閃くこともあるでしょうし、休息時間にコーヒーとケーキを見て閃くこともあります。アイデアは目で見て頭脳が触発されて湧いてくることが、しばしばあります。その意味ではほかの人のサイトを見ることも重要になります。良い意味でほかの人のアイデアをパクることもあるでしょう。
こうして見てきますと、webデザイナーの養成は専門学校やスクールが良いのですが、究極的にはすべてが本人次第という結論になります。webデザイナーの養成はこれらの点を考えると決して簡単なことではなさそうです。ただしその他大勢の部類に入るwebデザイナーであれば養成することはそう難しいことではないと言えます。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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