IT・デザイナー求人サイトのグラフィカルジョブが、デザイナーを目指す方のお役に立つ、業界の情報をお届けします。

WebデザイナーはWindowsを使った方がよいという定説を検証

パソコンを購入するとき、Windowsパソコンにしようか、Macパソコンに使用か迷った人は多いのではないでしょうか。インターネットができればいいので価格の安いWindowsパソコンにした、ウィルスなどの心配が少ないのでMacにした、などパソコンを選ぶ決め手は様々ですが、業種によってはどちらかのパソコンに偏る場合があります。

例えば、事務関係の職場では圧倒的にWindowsパソコンを使用している人が多いでしょう。最近はMacでもOffice365などを利用できたり選択肢がありますが、事務系ソフトはWindowsの方がリリースされている種類が多くあります。特に、財務関係のソフトはMac非対応、Windows対応のものが多いため、会社の事務方のパソコンはほぼWindowsパソコンで占められているでしょう。

一方、デザイン関係の仕事ではMacの使用率が高くなります。その理由のひとつにデザイナー向けの高いスペックを持っていることがあります。デザイナーに支持されているグラフィックソフトにAdobe社のPhotoshopとIllustratorがあります。このグラフィックソフトは現在はMac版、Windows版の両方がリリースされていますが、もともとはMacで使用することを前提として開発されたグラフィックソフトだったのです。そして高いスペックをもつMacは、現在も高機能のグラフィックソフトを扱って作業をするのに適したパソコンです。
また、Macがスタイリッシュなボディを持っていることも、デザイナーに支持される理由のひとつでしょう。デスクの上に置いておくだけで、デスクをおしゃれに見せてくれるMacのボディに惹かれる人は多くいます。

それでは、Webデザイナーはどうでしょうか。Webデザイナーもデザイナーのひとりとして、Macを利用しているのかというと、Webデザイナーに関しては必ずしもそうとはいえません。というのは、ひと昔前にはWebコンテンツ制作にはWindows環境の方がよいといわれていたこともあってWebコンテンツ制作においては未だWindowsパソコンの方が多く利用されているからです。

Webデザイナーは、Webページのデザインをしてコーディングを行います。HTMLとCSSを作成するコーディングの作業にはエディタといったツールが利用されるのですが、このエディタはWindows対応のものが多かったのです。そのため、Webコンテンツ制作はWindows環境の方がよいといわれていました。

しかし現在は、Mac対応のエディタなども登場しているため、必ずしもWebコンテンツ制作はWindows環境だけでなくMacを使用する人も増えてきています。またWebデザイナーの中にはイラスト制作などを行う人もいますから、そのようなタイプのWebデザイナーはMacを多く利用しています。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

グラフィカルジョブで「WEBデザイナー」の求人を検索する