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グラフィックデザイナーを助けてくれる、ポートフォリオの例

グラフィックデザイナーに必要な商売道具とも言えるのがポートフォリオですが、ポートフォリオの作り方はさまざまです。1枚ずつの作品をファイルに入れる方法もありますし、いくつかの作品を見開きのページにレイアウトしてはめ込み、そこにコンセプトとテーマ、ツールやソフトウェア名を書くこともあります。

多く見られるポートフォリオは後者のほうのようで、コンセプトやテーマを前面にだし、そのコンセプトに沿った作品をいくつか見せるという方法です。この場合、何をどうしたいかというコンセプトをタイトルのようにして、そこにそのコンセプトを書きます。ボリューム感を出したいというコンセプト、逆にホワイトスペースを重視したコンセプトなどです。あるいはテーマ別でしたら、赤ちゃんがテーマ、ペットがテーマ、高齢者がテーマ、自動車がテーマ、電車がテーマなどなど、いくらでもテーマはあります。

ポートフォリオは見開きA3サイズがデテールを見やすいので、A4に出力したものを2枚ならべるようにすれば良いでしょう。チラシやステッカー、ロゴなどはA4サイズで構わないですが、できれば全ページに統一感があるほうが良いようです。ポートフォリオの例を文章で説明するのは難しいので、ここではそのフォーマットなどについての話になりますが、基本的には以上のようなことだと理解してください。使用するファイルはクリアホルダーで、一冊のページ全部を使わなくても構いません。ペラペラとページをめくれば新しい世界があるというような工夫もしてみましょう。

一冊に何枚もの作品が入っていて、それぞれ数点がひとつのコンセプト、テーマ、ジャンル、あるいは制作年の場合は、インデックスを貼っておくと、どれがどこにあるかがすぐに分かります。これは採用担当者にも喜ばれるでしょう。いずれにしてもポートフォリオは自分の目で見る履歴書であり、経歴書だというつもりになりましょう。この年には自分は何歳で、どのようなツールを使っていたかということと、最新の作品では現在はこのようなレベルですということを人に分かってもらうためです。
ちなみにインターネットのサイトを見ればどのようなポートフォリオの例があるかが分かりますから、それを参考にするのも良いでしょう。人はそれぞれが異なる考え方をするということがこれらのポートフォリオの例を見ると分かります。できればそれを真似しないで、自分ならこのようなポートフォリオを作りたいということであれば、それでも構いません。要はポートフォリオひとつにもオリジナリティが感じられることが大切なのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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