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特定の仕事を委託されるwebデザイナーもいます

普通仕事をする際にはまずは正社員、次に契約社員、あるいは派遣社員、その他アルバイトやパートがあり、さらには必要な時だけ頼まれる外注があります。この外注と派遣社員の間のような仕事の形態に委託があります。つまり特定の仕事を全面的に委託して、委託された人は業務を委託した会社なり事務所なりのデスクでその仕事をします。

それでは派遣と同じではないかと言いますと、派遣での仕事は不特定ですし、それでは外注かと言いますと、外注であれば仕事は自宅や個人事務所でします。それが委託では社員でも派遣でも外注でもなく、ある決められた仕事をするために委託先の事務所などに行くのです。
したがって、特定のプロジェクトを全面的に最初から最後まで委託されるwebデザイナーがいます。たとえばウェブデザイン事務所があるクライアントからECサイトの立ち上げを依頼されたとして、その仕事をするスタッフが不足している場合、外注も考えられますがクライアントとの連絡や打ち合わせがあるのでそれはできません。
そのような場合に、その事務所のデスクに座りwebデザイナーが電話でクライアントと打ち合わせをしたり、時には顔を合わせてウェブデザインの制作をするのが委託です。つまり臨時社員のようなことですから時にはその事務所の名刺を使うこともあります。

ただしそのプロジェクトが終了すると、この委託も終わります。このようにwebデザイナーが働く形態はさまざまですが、委託の場合は全面的にそのwebデザイナーが仕事を取り仕切るのがほかのアルバイトなどとは異なります。
時にはその仕事が完了すると別のクライアントのウェブサイト立ち上げやリニューアルを委託されたりもするでしょう。そうなると仕事の切れ目がなく事務所の人たちとのコミュニケーションも密度が濃くなりますから人脈つくりもできるでしょう。
委託の仕事をするwebデザイナーは、言い換えればフリーランサーとも言えます。通常フリーランサーとして広告関連の仕事をするのはカメラマンなどが多いのですが、その方法をデザイン制作に流用したのがwebデザイナーの委託だと考えられます。

なお、委託された仕事のクライアントは、その仕事をしたwebデザイナーのクライアントではありませんから、その辺りのけじめはきちんとつけなければなりません。なお委託の場合は給料ではなく外注費と同じ扱いになります。
ちなみに業務委託を請け負って自分の住まいを事務所代わりに使うことは、クライアントの手前上できないと思いましょう。委託はあくまでも委託先の事務所などでその作業をすることになります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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