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Webデザイナーはトレンドに敏感であるべき

流行やトレンドといった言葉はファッションの世界でよく聞かれる言葉ですが、Webの世界でも聞かれます。というのも、Webの世界にも流行やトレンドといったものがあるからです。ただし、Webのトレンドとは、ファッション関係のようにある色を使うのが流行ったり、ある形の洋服が流行ったり、ある模様が流行ったりといった見た目の問題ばかりではありません。Webでの流行とはWebデザインの手法や、HTMLの組み方、CSSの使い方、プラグインプログラムの利用方法といった、Webデザインと、Webデザインを実現するための技術について流行やトレンドがあるのです。

Webの世界における流行やトレンドは、ファッションでの流行やトレンドのように、あるデザイナーが提唱したファッションが支持されて、そのファッションにみんなが注目して真似をするようになるというものばかりではなく、Webブラウザの仕様変更やパソコン環境の変化に合わせて、新しい技術が生み出され、その生み出された技術が支持されて多くのWebデザイナーが利用するようになるものもあれば、新しい技術に対しての情報配信が優れているために支持される場合もあります。

例えば、一昔前、Webページの幅は一般的に640pixelや800pixelといったサイズが使用されていました。しかし、ワイドモニターが使われはじめたことによって、Webブラウザのウィンドウ幅を大きくしてWebページを表示する人が多くなるだろうということで現在は1000pixelの幅のWebページが主流になってきています。
また一昔前はWebコンテンツでアニメーションを扱うというと、FLASHアニメーションを作成いたり、Gifアニメーションを制作したり、JavaScriptを利用するという方法が主流でした。特にFLASHはアクションスクリプトを組むことによって独自の動作を設定できることもあって、一世を風靡するほどの流行となり、複数の出版社からいくつのも解説書が発刊され、当時の開発元であったマクロメディア社では、アクションスクリプトの講座なども開設していました。
現在でもFLASHを利用する人は多くいますが、Ajaxといった新しい技術が開発され、jqueryプラグインといったプログラムによってスムーズに動くアニメーションやメニューなどが実現できるようになり、またプラグインを提供するサイトも多いことから、現在はこれらの技術を使う人が非常に多くなっています。

また、古い技術をいつまでも使用していると、Webブラウザによっては、レイアウトが崩れるといった障害がおこる場合もありますからそういった意味でもWebデザイナーはトレンドに無関心ではいられません。
クライアントの要望に応えるWebコンテンツを制作するにはWebデザイナーは常に最新の技術やトレンドにアンテナを張っていなくてはならないのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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