ファッションデザイナーになるにはどんな本を読むべきか

ファッションデザイナーを目指される方は多くいらっしゃると思いますが、
仕事が忙しくて、学校に通えない・・・
お金がなくて学校に通う余裕がない・・・
学校以外でスキルアップしたい・・・

などなど、状況は様々だと思います。
そんな方々が最も手軽で効果的にファッションデザインを学ぶ方法として本で学習することが挙げられると思います。
そこで今回は、ファッションデザインを学ぶ上での本の選び方から、実際のおすすめの本についてまとめました。

◆本選びで失敗しない3つのポイント
世の中にはファッションデザインに関する本が数多く出版されています。
その中から自分にあった最適の本を選ぶためにいくつかのポイントに沿って選ぶようにしましょう。
ポイント①
直接見てから購入する
現在ではネットショッピングの発達により、家にいながらにして、本を購入する方も増えていると思います。
しかし、その場合、どのような基準で選ぶのでしょうか。
口コミが良かったら?
値段が安いから?
なんとなく雰囲気で。
などの理由が多いようですが、雑誌ならまだしも、これから真剣にファッションデザインを勉強しようとする人が、内容も見ずに本を決めてしまうのは、少し安易な気がします。
他人がいくら勧めても、結局は現在の自分のレベルに合っていなければ、何の価値もありません。
購入した後にそれが分かっても後の祭りです。
そうならないためにも、まずは本屋に足を運び、直接自分の目で確認してから購入するよう心がけましょう。

ポイント②
できるだけ多くの本を見て決める
直感で本を決める方も多いと思いますが、その本が本当に今の自分にあっているかを見極めるためにも、出来るだけ多くの本に目を通して、これはというものを見つけてください。
ただし、手当たり次第購入するべきではありません。
あれもこれもと迷った挙句、全部買ってしまうと、結局何も読了しなかったということになりかねません。
ポイント③
読んだらすぐに実行
どれだけ、すばらしい本に出会えたとしても、ただ読んだだけで終わってしまえば、何の意味もありません。
その本に書いてあることを実践して初めて身になったと言えます。
本から学ぶ際には、偏見をなくし、書いてあることをそのまま実行することが大切です。
このやり方は自分に合わないだろうと、選り好みせず、素直に何でも吸収しましょう。
「守・破・離」という言葉があるように、最初は教わった通り、保守的に学び、基礎ができてから、自分のオリジナルのやり方を確立してください。
その結果として自分らしいファッションが生み出せるはずです。

◆ ファッションデザインを学ぶなら読んでおきたい本
前述したとおり、ここに挙げた本が必ずしも、あなたに合っているとは限りません。
自分に最適の本を探すには、現在の自分のレベルを適切に把握し、それにあった本を選ぶようにしてください。
今回は、その手助けになるよう、初心者から、ある程度勉強された方までが、分かりやすく、効率的に学べる本を厳選しました。

①ファッションデザイン画―ビギナーズ超速マスター
この本はファッションデザインの基本的な知識、技術を人通り学べる、ファッションデザイナーの入門書です。
イラストの描き方から、色の塗り方まで丁寧に解説されているので、イラスト初心者にはうってつけの本と言えます。

②色彩ガイドブック―配色の基本がすべてわかる
デザインについては直接書かれていませんが、色彩について分かりやすく書かれた実用書です。
様々な角度から“色”について基本を楽しくわかりやすく解説されているので色彩についてのセンスを磨けます。
色彩感覚が重要なファッションデザイナーにとってお役立ちの指南書になるはずです。

③アイテム別部分縫い集
洋裁について、部分別に詳しく解説された本です。
洋服をつくる際に必要な知識が盛りこまれているので重宝します。
初心者から、ファッションデザイナーまで学べます。

これらのほかにもマーケティングに関する本を読んでおくと実際にクライアントとの打ち合わせなどで役に立つでしょう。
服を作る先には、消費者に購入してもらうという最終目標があります。
売れる服をつくるためにも、現在の市場や、マーケティングの知識は将来的に必ず、役立つはずです。

◆ファッションデザイナーは常に勉強
ファッションデザイナーはあらゆるものから、勉強することが大切です。
そのため、ここまで勉強したから終わりということはありません。
常に、世の中のトレンドに敏感である必要がありますし、感性を磨き続けなければなりません。
本だけで勉強するだけでなく、常にアンテナを張り、世の中のあらゆるものから、吸収してください。

この記事を書いた人

グラフィカルジョブライターA