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新卒グラフィックデザイナーの求人市場を見てみたい

グラフィックデザイナーの求人で新卒募集が数多く見られます。この場合の新卒は学校を問わないようです。高卒でも大卒でも、専門学校卒でも新卒扱いのようです。実際には新卒と言ってもこのように学校はいろいろで、中でも即実戦力になるのはデザインスクールを出た人でしょう。

デザインスクールの講師は現役のグラフィックデザイナーですから実務的なことを教えます。理論についてはそれほど詳しくは触れないでしょうが、グラフィックデザイナーとしてのテクニックは自分の経験を伝授します。一方大学などではどうしても理論や原理などについても時間を割きますから実務的なことはそれほど学べないかも知れません。理論も知っているほうが良いのはもちろんで、これが不要だと言うのではありませんが、仕事をするにはまずは実戦的なスキルを身につけることが先に来ますから、デザインスクールの新卒が有利だと言うことです。

いずれの場合でも新卒がデザイン制作会社に採用されれば、最初は見習いです。見習いはカッコ良く言えばインターンですが、昔風に言えば丁稚奉公ですから、時には先輩グラフィックデザイナーの昼のランチ弁当を買いに行くこともあるでしょう。また、実際には自分用のパソコンを貸与されないで先輩の横で、ソフトウェアの機能を学んだりもします。例えばコントロールキーを押しながらこの文字を押すと、こうなる、この画像をここへ引っ張ってきてはめ込むにはこのようにするのだ、などです。このようことはスクールでは教わらなかったことが多々あります。それはグラフィックスの手法の使い方がそれぞれの局面で変わってくるからです。
このように、実務と学校はまるで異なりますから、新卒は仕事の現場でひとつずつ覚えていくのです。このスキルは時には同じこともしますが、多くの場合はそれぞれが新卒には新鮮で、先輩グラフィックデザイナーの指先の動きが神業のようにも見えます。あっという間に画像が変わりレイアウトが変わるのは電子データのなせる業ですが、その指示をだすのはグラフィックデザイナーなのです。

こうして新卒のグラフィックデザイナーは少しずつ実技を覚えていくのですが、飲み込みが早ければそれほど時間はかかりません。半年もすればもうすっかり職場の環境にも溶け込むでしょう。知らない人が見れば職場のグラフィックデザイナー全員が同じように見えます。ここまで来れば新卒も経験者ですから、大切な仕事を任されたりもしますから、頑張り甲斐がある仕事をすることができます。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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