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未経験のグラフィックデザイナーから正社員になるルート

仕事をする形態は、正社員、派遣社員、契約社員、アルバイト、パート、インターン、フリーなどさまざまです。このうちで、一番安定していて誰もが希望するのは正社員でしょう。正社員ともなれば給料も安定しますし、ボーナスもあるでしょう。有給休暇もありますし、雇用保険もあります。そこで未経験のグラフィックデザイナーを正社員として求人をしているデザイン制作会社などがあるかということになります。

これは現実的には、やや無理があるようです。大手の広告代理店などであれば、新卒という意味で採用試験の難関を突破すれば、未経験でも正社員になれる可能性はあります。ただしこのような場合には、グラフィックデザイナーとして採用されるとは限らないようです。グラフィックデザイナーとしてではなく、正社員として採用されますから、採用後に別の職場に回さることもあります。そこで求人で未経験グラフィックデザイナー正社員ということで調べてみますと、無いわけではありませんが、補足条件で中途という言葉がついています。これはまったくの未経験ではなく、ある程度の経験を持った人を正社員待遇で採用するということです。

中途と言う但し書きに、経験がどの程度という具体的な年数は表示されていませんから、この中途という意味は不明ですが、考えてみますと常識的には、3年未満の経験ではないでしょうか。3年未満であれば、実務経験が豊富なうちには入りません。そうかと言って、駆け出しの新米でもありません。それを未経験ということにして求人をするのはどのようなことかと言いますと、待遇は正社員だと言うことを強調するのが目的のようです。これをアルバイトとしたのでは、ほかの会社と差別化が図れませんから、あえて正社員として求人をします。しかしそれでも人が集まらないということで、未経験でも構わないということになるのでしょう。

求人の内容はこのように一見すると、矛盾点があるように見えますが、その詳細をみれば大体は何らかの条件がついているようです。ですから未経験のグラフィックデザイナーを正社員待遇にする会社はあっても、そこにはいくらかは実務経験がある、いわば第二新卒のような感じのグラフィックデザイナーを求人していると思いましょう。また、働くほうの未経験グラフィックデザイナーにしても、いきなり正社員では荷が重すぎます。実務のことが右も左も分からないのにいきなり正社員なのだからと、難しい仕事を与えられたのでは、とてもその仕事をまともに成し遂げることは無理です。
したがって、未経験で正社員のグラフィックデザイナー求人は、以上のようなことから、ある程度の経験者と理解した方が良さそうです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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