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グラフィックデザイナーの仕事は楽しいのか、どうなのか

誰しも楽しく仕事をしたいものです。嫌な気分で仕事をしているとミスも目立ちますし、生産性が落ちます。ところが多くの場合、仕事を楽しんでいる人はそう多くはないようです。仕事よりも遊びのほうが楽しいというのが、大半の人の本音ではないでしょうか。これは仕事には義務感が付きまとうからで、遊びに義務はありません。

義務感があっても、それを達成するということに満足感があり、それが楽しいという人がいます。この人は仕事を楽しんでいます。例をスポーツにとりますと、プロ野球の投手で見事に完封勝利をあげた投手に試合後のインタビューで感想を求めますと、楽しんで投げることができました、という答えが定番です。これは完封したという達成感から出る言葉でしょう。何事もやり遂げると満足感が湧き、それが楽しみに変わるのです。

また、自分が好きなことを仕事にしている人は幸せで、好きですから苦労だとは思いません。どのような障害に出会ってもそれを真っ向から解決しようとします。そのために試行錯誤をしますが、それもその人には楽しいのです。これはチャレンジ精神があるからで、好きで難しいことにチャレンジして、それをクリアしたときには達成感が楽しみになります。さらにそれにより自分の能力も一段と向上しますから、まさに「好きこそものの上手なれ」です。

グラフィックデザイナーで仕事を楽しむ人の多くは、根っからのパソコン好きでしょう。パソコンが好きで、しかも新しい物を創りだそうというチャレンジ精神があれば、グラフィックデザイナーの仕事は楽しくなります。そのような人は難しい課題を与えられても、喜んでそれを引き受けます。まさに腕の見せ所だと張り切るでしょう。
これはある意味では、アーティストと相通じるものがあります。芸術作品を制作するのではありませんが、クライアントからの期待に応えることができれば、それは大きな喜びになり、それが楽しさになるのです。
言い換えれば、やりがいがある仕事をするのが楽しいという人は、グラフィックデザイナー向きだと言えるでしょう。社会のためになるのだというような大袈裟な気持ちではありませんが、少なくとも誰かのためになることをしているのだという気持ちがあれば、仕事は楽しくなります。それがこれは仕事だから仕方がないと思ってしまうと、途端にその仕事は苦痛になるでしょう。仕方なくする仕事には愛情は注げませんから、卒なくやればいいのだという義務感が先に立ちます。そうなるとその仕事から満足感は得られませんし、したがってやり遂げたという達成感もなければ楽しい気分にもなれないでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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