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グラフィックデザイナーの末路はいかに?

人にはひとり一人の人生航路があり、世間という大海に漕ぎ出した自分という船を、どのようにするかは本人次第です。末路という言葉は決して良い意味では使われません。末路には哀れなという形容詞がつきます。そこでグラフィックデザイナーの末路は哀れなのかということですが、これは何とも言えないのが正直なところです。哀れという言葉はあまり使いたくはないのですが、グラフィックデザイナーの中には腕が良くても、仕事で無理をして身体を壊す人もいるでしょう。そのような人は身体的に回復すればまだしも、そうでないと一人前の仕事ができなくなります。これは要注意です。

また、身体は丈夫でもセンスやアイデアが無いのにパソコンのスキルがあるからとグラフィックデザイナーになった人は、しばらくの間は周りから大目に見られるでしょうが、最終的にはどこにも採用されなくなるでしょう。そうなるとフリーで頑張るか、それともグラフィックデザイナーを廃業するかを迫られます。フリーになって他人のアイデアをパクって何とか仕事をしている人がいるかも知れませんが、それにも限界があるでしょう。そうなると最終的にはグラフィックデザイナーの仕事自体を辞めることになります。その時に年齢が若ければほかの職種に転職もできますが、中年を過ぎてからではまさに哀れな末路になってしまいます。

このように、哀れな末路にならないようにしなければなりません。そのためにはグラフィックデザイナーになりたいと考えた時に、じっくりと自問自答をすることです。また、周囲の人の意見にも耳を傾けることが大切です。グラフィックデザイナーという職業のメリット、デメリットを総合的に判断して、将来の生活設計を描いてからであれば、グラフィックデザイナーになることは悪いことではありません。しかしただグラフィックデザイナーは格好良い肩書だとか、収入が良さそう、あるいはうまくすれば世間に名前が売れそうだなどという考えは危険だと言えます。

世界中にたくさんのグラフィックデザイナーが居て、その中には著名な人が何人もいます。しかしその数はそれほど多くはないのです。例えば野球が好きでプロ野球の球団に入っても、万年二軍で終わる選手は少なくないのと似たようなものですから、好きでグラフィックデザイナーになったのなら、その結果がどうであれ、それは本人の責任ですから、ここでとやかくは言えません。ただし、グラフィックデザイナーになるのであれば、少なくとも哀れな末路を辿るような仕事の仕方はしないように心がけましょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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