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自己PRがグラフィックデザイナー就活の勝負を決める

今の日本はアメリカ社会と似てきて、日本人の美徳とされていた謙譲という意識を強く持ちすぎると、社会的には余り得なことがないようです。控え目なのは奥ゆかしいと言われていましたが、今の社会では自己をPRすることが必要になっていると考えられます。余り遠慮ばかりしていると自己が無いように思われてしまうことがあります。

我を張るのや、自己を誇張するのはともかく、忙しくて大勢の人と会う毎日では自己PRをすることは必要なのです。特にグラフィックデザイナーとして就職の面接を受けるときには、自己PRのじょうずな人と、そうでない人では担当者にアピールする度合いが変わってきます。PRだけで実際に仕事をさせてみたら、まるきり話が違うのでは困りますが、少なくとも自分が自信を持てることはPRするようにしましょう。

自己PRは言葉でのプロフィールですから、事実でなければいけませんが、夢を語るのは大いに結構なことでしょう。将来は一流のグラフィックデザイナーになって、ボランティア活動のNP活動の推進に役立つようなポスターを制作するのが夢でもいいでしょう。また、御社の貴重な戦力となり、会社に貢献するように頑張るというのは、一見理にかなっているようですが、本音はそれだけではないでしょう。やはり会社に貢献するからには、その見返りを期待するはずです。その部分を伏せてしまうと会社に貢献するという言葉は眉唾に思われるかもしれません。

自己PRで大切なのはきれいごとばかりではなく、正直に会社に貢献して、自分もお金を稼ぎたいと言えばそれは当然のことですから、その言葉は真実味があります。誰でもお金が欲しい、必要だからという部分があるのです。それを人が感動するようなビジュアルを制作したいというだけでは、ではどのようにして食べていくのかと言うことになります。
就職を希望する先の会社は、営利追求団体であることを忘れないようにしましょう。社会的に認められた手段でお金を儲けることは、当たり前のことです。余りそればかりを表面にだすのは考えものですが、そうかと言ってそれを考えていないということはある意味では、仕事をするというよりも、採算を度外視した芸術家的な発想ととられかねないでしょう。
また、自己満足のためにグラフィックデザイナーになるのだと思われかねません。やはり自己PRでは自分ができることを正直に述べるのが無難ではないでしょうか。理想は高くてもいいのですが、現実を理解しているうえでの自分の考え方をPRするようにするのが良いと思います。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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